累計80万人のファンを抱えるVR事業の責任者は、24歳。そこに至るまでの道のりに迫る。 | 株式会社DUOのブログ
前回、前々回と、荒木さんからバーチャルYouTuber事業について詳しく伺ってきました。そこで気になってくるのは、そもそも荒木さんが、どうしてDUOに入社し、若くして活躍できているのか。彼のパー...
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こんにちは。
2015年9月に設立されたZIZAIは、8月末で3期目を終えました。
この3年間で、YouTubeチャンネル「ミライアカリプロジェクト」、バーチャルライブ配信アプリ「IRIAM」、パチンコ・スロットの無料情報まとめアプリ「スロパチステーション」といった事業を立ち上げることができました。
また、設立当初は塚本と渡辺の2人だけだったメンバーも現在は100人になり、心強いメンバーたちが支えてくれています。
今回は、CEO 塚本とCOO 渡辺に会社までのこれまでとこれからの展望をインタビューしました。
CEO 塚本 大地 (写真 右)
1993年生まれ。大阪生まれ横浜育ち。
幼少期を一瞬だけカナダで過ごし、小学校から横浜へ移住。
小学生から大学までサッカーに打ち込み続けた元サッカー少年。
2017年名古屋大学情報工学科卒業。
大学在学中に部活をする傍らWebサービスを複数リリースし、4年次に共同代表の渡辺と株式会社DUO(現ZIZAI)を設立。
COO 渡辺 稜太 (写真 左)
1992年生まれ。愛知県豊橋市出身。
2017年名古屋大学工学部電子情報工学科卒業。
大学1年次より代表の塚本と仕事をする間柄になり、複数のWebサービスの構築・運用を経験する。
大学3年次に株式会社DUO(現ZIZAI)を塚本と共に共同創業し、同社COOに就任。
渡辺
スロパチステーションの事業については、2期目までは塚本が営業、僕が営業以外のところを担当し、2人がメインで動いていました。ですが、3期目は僕ら以外のメンバーが主体となって運営できる仕組みを作ることに成功しました。
塚本
そうですね。既存のアミューズメント事業は、売り上げベースで前年対比7~8倍に成長しました。ですので、既存事業をめちゃめちゃ伸ばした1年だったなと思っています。伸びた理由は、渡辺も言っているように、社内の仕組みがしっかり作れたこと。自分たちがプレーヤーから脱却して、上手く仕組み化できたからこそ、飛躍的に売り上げが伸びたと思っています。
もう一つの事業であるVR事業では、3期目にバーチャルYouTuber「ミライアカリ」をリリースをしました。まだまだ売上ベースだと規模は大きくないのですが、1年前はそもそもバーチャルYouTuberのマーケットがまだ開いていなかったし、世間一般における認知も低かった。つまり、大手企業もまだ参入していなかった時から、僕らは既にリリースをして、基盤を作ることができたんです。いいところに目をつけて事業化出来たのでよかったなと思います。
渡辺
採用がかなり進んだのは良かったです。
バーチャルYouTuber「ミライアカリ」を2017年10月にリリースしたのですが、バーチャルYouTuberそのものが流行りだしたのは12月くらいだったんです。その頃から、DUO(現ZIZAI)がバーチャルYouTuber事業に参入していることが注目されて、ZIZAIの認知度が少し上がりました。結果、「新しいことをやっているZIZAIで挑戦したい!」と思ってくれる人が集まるようになりました。
また、新しいライブ配信アプリを作るため、塚本が人づてにいろんな人を集めてくれました。かなり優秀なメンバーが増えたと感じます。
塚本
事業が仕組みで回るようになったのは良かったのですが、組織の仕組み化には苦労しています。事業の成長に対して組織の仕組み作りが追いついていない状況です。採用も人も制度も、いまはまだ未熟です。
採用はインバウンドの応募も増えてきているのですが、事業の仕組みで上手くいっているので、今後改善していきたいですね。
現在、渡辺が中心に組織力の強化に向けて動いてくれています。毎回フォーマットにしてやらないと、みんなの負荷や煩雑さが増えるので、一旦フォーマットで整える。もう一段階、事業を進化させるためには、それは必須だと思っています。
渡辺
先に事業のドライブがかかってしまったので、自分を含め、人がついていけなかったと感じる場面が何度かありました。今後は僕ら含めて、組織力の強化は必須になってくるなと考えています。
また、今うまく行っているベンチャーは組織面が強くて、入ってくる人のレベルが高いです。これまで事業ありきで僕らは成長してきましたが、そうではないフェーズもくると思うので、メガベンチャーと同じように組織力を強化して、今度は人から事業が生まれるようにしたいなと思っています。
塚本
現状の会社に足りていないことを上げたらキリはないですし、常に今よりも一歩でも前に進もうと必死です。
塚本
会社のスケール感を2倍にしたいです。今はメンバーが約100人いますが、4期目でプラス約100人採用すると決めています。それに伴って売り上げも2倍ぐらいになる予定です。かなり高い目標ですが、売上高は20~25億を目指しています。
また、僕らはコンスタントに新規事業を出していきたいと考えているので、アミューズメント事業・VR事業に続いて、また新たに事業を立ち上げたいです。そのためには、それができる人材を採用しなくてはいけない。キャッシュはそこそこあるので、優秀で熱意を持ったメンバーが集まれば、新しく事業を作れるなと考えています。
あとは、プラットフォームの「IRIAM(イリアム)」をしっかり立ち上げて、成長させる一年になる予定です。既存事業を伸ばしつつ、IRIAMをヒットさせる。更に新しいタネを植えて芽を出すぐらいまでいきたいという感じです。
塚本
もちろん僕は毎日考えているし、着手一歩手前まできているアイデアがいくつかあります。しかし、思いついたらすぐやろうとせずに、今は「売上が2年以内に月間売上5000万になるのか」といった、自分の中のざっくりとした一定の基準に当てはめて、挑戦する事業を絞っています。
今は2つの事業を僕が見ていますが、これ以上増えると僕のリソースが足りなくなるので、同じレベルで新規事業を作れてグロースさせられる仲間を探しています。いわゆる”社長人材”を求めています。会社に共感して、僕らとやった方が人生楽しいと思ってもらる仲間が増えれば嬉しいです。
渡辺
僕はCOOという立場で、ナンバー2の立場です。塚本のアイデアを実現できる環境を作りたいと思っています。なので、社員それぞれが同じ方向を見て、ある程度のフォーマットをもとに、やるべきことを正しく理解し、行動できるようにする必要があると考えています。3期目まではフィーリングで仕事をしていたというのが正直なところですが、大手にも勝てるような仕組みを備えた組織を作りたいです。
あと、オフィスを移転したいと考えています。実は半年前にオフィス移転をしたばかりなのですが、想定よりも社員が増えるスピードが速すぎて、今は渋谷のメインオフィスの他にサテライトオフィスも借りています。しかしこれでは意思疎通や仕事がやりにくいので、4期のうちにもっと大きいところに移転したいです。
塚本
うん、明日にでも移転したい。(笑)
渡辺
これ、3期目の失敗かもしれません。自分たちの成長を甘く見ていました。移転して3、4か月で「全員入れないや」と……。(笑)
とにかく、これからも優秀な人はどんどん採用していきたいです。また、事業を新しく作りたい気持ちがある一方で、他社の事業買収も視野に入れています。0→1を作るのにどうしても時間がかかるので、ある程度、事業として成り立っているものを買うのは戦略として良いかなと。
塚本
これだけ会社が飛躍的に伸びたら、いろんなハレーションは起きるだろうなと予想しています。言い訳ですけど、僕ら二人とも社会経験が足りないのと、会社を作るのが1回目なので、初めて遭遇する出来事も多いんです。僕が次に会社をやるなら避けられるけど……というようなことが多くある。「僕らはそのうち地雷を踏むかもよ」ということは、あらかじめ社内にアナウンスしています。
困難はいっぱいあるけど、成長するにはそれがベース。それを僕自身、呪文のように唱えているし、他のメンバーにも理解しておいてほしいと思っています。どこに地雷が落ちているか分からなくても、アナウンスしておけば、地雷を踏んだ瞬間「やっべ!」と気づくじゃないですか。メンバー全員にその心構えがあるだけでも、被害を最小限に抑えられるし、ワクワクにも変えられると思っています。
渡辺
僕はドMなので、どんなトラブルがあっても大丈夫です(笑)。そもそも、上手くいかないことに対してあまり慌てないんですよ。過敏にいちいち反応するのは疲れてしまいます。もちろん、解決策は全力で提示しますけどね。解決に向けて、塚本と話したり、積極的に社外の方の話を聞きますね。僕らはまだ何も知らない20代なので、人生の先輩たちに色々聞いています。
塚本
今やっている事業の延長に、いっぱい面白いものが落ちていると思っています。例えば、バーチャルYouTuberでも、IPを作るにしても、プラットフォームを作るにしても、100パターンあるうちの2、3個を自分たちで押さえていくというのがいいと思っています。
人と会う度に、その人が持っている知見と、僕が持っている知見をミックスさせる。その結果どんな事業ならできるのか、僕ならどうするか、みたいなことを毎日考えています。
塚本
5年後は、上場を目指していれば、上場していると思います。特に深い理由はないですが、もしするんだとしたら、あんまり世の中の人がやってないことをやりたいので、自分が20代のうちにしたいと考えています。20代が経営してる会社と聞かれた時に、誰でもZIZAIと答えられるようなポジションを取ることを目指しています。
同年代の優秀な友達や他社の人が、5年後には仲間になっている可能性がある。今から根を張って「いつかこの人と仕事をしたい!!」と心の底から思える人を、1人、2人、10人、100人と増やしていって、逆に相手にもそう思ってもらえるように自分自身も成長していきます。
10年後には、メガベンチャーと呼ばれるような、日本を代表する企業になっていたいです。「10年前にできた会社はいっぱいあったけど、ZIZAIはそこからズバッと飛び抜けたよね」と言われるような、今ある尊敬するメガベンチャーと肩を並べるような存在になりたいです。
渡辺
僕も塚本と夢は近いですね。5年後、規模感的には1000人ぐらいいるのかな。同世代の中では代表するような会社になっていたいなと考えています。総合ITベンチャーとして、いろんな事業をやっていたら面白いなとも。
10年後はその延長。もちろんメガベンチャーにはしたいですが、今あるメガベンチャーもみんな地に足をつけてさまざまな事業に挑戦した結果、仲間が集まって、規模が大きくなっていったじゃないですか。ZIZAIも彼らを参考に、着実に事業を成長させて、メガベンチャーの仲間入りを目指したいです。
塚本
嘘をつかない、素直で、良い奴。僕はそれをベースに人を見ています。あと、ベンチャーが大きくなる過程でベンチャー色が薄れていってしまうため、よりベンチャーっぽい人に来てほしいです。指示を待つのではなく、自分で目標設定をして、ダメだったら修正し、自走できる人が欲しいです。ZIZAIという器に入った後に、自分の価値を高められて、(ZIZAIとしては本当はどこにも行ってほしくないけど)どこに行っても活躍できる人材に成長してほしい。そんな成長意欲が高い人がいいですね。
スキルベースで採用するのは、それはそれでいいんですけど、僕はマインドを重視しています。とは言え、僕らが求めている姿勢を持っている人を採用するのは結構難しい。どちらも兼ね備えている人には、簡単には出会えないですね。
あと、周りの仲間や友達を一人でも多く巻き込める人を僕は重要視しています。たとえば面接するときに、この人は優秀だなと思ったら、「あなたが入社したらZIZAIに何人仲間を連れてこられますか?」という質問をすることがあります。1人ですぐチームを作れるぐらいの求心力が、本当に優秀な人にはあると思っています。人を巻き込めるエネルギーは、最初に言った「嘘をつかない、素直で、良い奴」ということに結局はつながるのかなぁと。
渡辺
僕ら共同代表2人とも25歳,26歳と若いですし、他のメンバーも若い。若くて活きのいい人に入ってきてほしいですね。実年齢ではなく、気持ち的に若い人。ZIZAIは思ったことをすぐに反映しやすい組織ですし、かなりやりがいのある環境だと思います。自分の力を試してすぐに形にしたいと思っている人に、ぜひ来てほしいです。
ZIZAIのメンバーの平均年齢は26歳。
2015年に創業して以来、代表 塚本・渡辺と同じ大学出身者や大手ベンチャー出身者など、さまざまなバッグクラウンドを持ったメンバーが集まっています。
メンバー共通の目標は、総合ITベンチャー企業へと成長し、世界70億人にインパクトを届けられるようになること。
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