国籍に拠らないリーダーシップ 教育開発インターン in スリランカ

Daisuke Mori

株式会社フィードフォース - 正社員

About my work experience

【インターンをしようと思ったきっかけ】 自分の将来の目標は、「人々の可能性が最大限発揮された社会の実現に寄与すること」であり、そのために、途上国の現状を自分の目で確認する必要があると感じた。その中で、他国の海外人材と恊働してリーダーシップをとり、現地社会にインパクトを残す活動をしたかった。また、海外の組織の中で、仲間と同じ目的に向かって英語を用いて活動し、劣等感を感じて打ちのめされるような経験をすることが、今後の自分のために必要だと考えた。さらに、異文化を批判的に見ることによって、新たな問題意識の醸成を図りたかった。

【インターン目的】 インターンの目的は主に5つあった。①外から日本を見ること②自分の中のperspectiveを1つ増やし、多角的な視点から物事を考察するトレーニングをすること③批判的に1から1つの国を見ること④多様な価値観をもつ人たちとの恊働機会を得ることによって、国籍に拠らないリーダーシップを身につけること⑤英語力向上、である。①については、現地の人々の日本への考えを聞くことなどによって、日本をいつもと違う観点から考えようとした。②については、「十人十色」という言葉があるが、2、3人分の物事の見方を自分の中に持ちたいと考えた。③については、「衛生」「交通」など1つ1つのトピックについて批判的に思考をするように心がけようとした。④については、海外の組織の中で、価値観の違う人々を巻き込みながら物事を進めたいと考えた。⑤については、自分の考えを英語で出来るだけ早く正確に伝える努力をしようとした。

【スリランカを選んだ理由】 ①日本から程よい距離のアジアの民主国家(それまではベトナムという社会主義国にいることが多かったため) ③治安がよい

【仕事内容】 ・ NGOのHP、SNSの改善案提案 ・ 日本の教育系NGOとの恊働機会模索 ・ 奨学金イベントの広報活動(広報文作成、写真デザイン、事後レポート作成) ・ 奨学金グッズ(スクールバッグなど)買い出し ・ NGO officeにて奨学金グッズ整理、準備 ・ 協賛企業からの寄付受け取り ・ 被災地での奨学金イベント運営、参加、内装、折り紙教室開催 ・ 寄付本整理 ・ 本寄付イベント広報活動 ・ 田舎の中学校・地方大学に本を届ける ・ 大学での本収集活動 ・ 2つの大学にて将棋普及活動 ・ 現地AIESECの新メンバーに対して日本紹介プレゼン ・ 次のインターン生への引き継ぎ資料作成 ・ インドNo.2歌手(Shriya Goshal)のライブコンサートでボランティア

Difficulties I faced

【課題だと思ったこと】 ①専門性: 自分はプログラミングにもデザインにもアイディアがなかったため、インターンの初期段階から特徴的な仕事を任せてもらうことが出来なかった。よりよい第一印象を形成するためにも、継続的に効率良く組織に貢献するためにも「森=◯◯」という専門性を持つことに重要性を感じた。

②コミュニティー形成: 在留邦人約1000人という国ではあるが、日本語で効率良く実体験の伴った情報を収集するためにも、スリランカで日本人の知人をある程度つくるべきだった。

③言語: 英語でのスピーキングにある程度自信を持っていたが、アジアトップレベルの英語力を誇る国で高い教育を受けてきたエリートたちの中ではなかなか英語で自分の意見を積極的に発信することが出来なかった。

④体調管理: 慣れない環境で体調を崩すこともあり、意識して運動・野菜不足を解消すべきだった。

⑤異文化理解: インターン前に仕事内容が具体的に示されず、担当者にそのことについて質問を重ねたところ、「もう質問をしないでほしい」という旨のメールをもらった。時間や約束を守らないことなどは異文化としてある程度は諦めて付き合っていくことにしていたが、コミュニケーションを重ねることを拒否されたという事実に、かなり傷ついた。その背景にあるものを理解しきれなかった。

What I learned

【不安・困難を感じた点と理由、 その解決策】 Job Descriptionにおいては、1日6時間働くことになっていたが、実際は1日10時間ほど働くこともあったし、まったく与えられる仕事がない日も多かった。そこで、何もやることがない時には、自分にできることをNGOスタッフに提案し、仕事を見つけるようにした。また、他の国でつくったコミュニティーをたどり、国内主要大学で寄付本収集活動を行うなど、主体的な活動をするように心がけた。

【インターンを終えて感じたこと】 今回のインターン中に、途上国における恵まれた人々と経済的水準が低い人々の両方と多く出会い、課題は山積みであることを再認識した。今後も「人々の可能性が最大限発揮された社会の実現への寄与」に向けて取り組んでいこう、という気持ちを新たにした。

【インターンで得たこと】 ①柔軟性 プレゼンの20分前に「日本について英語で10分間のプレゼンをしてほしい」というムチャ振りをされたが、それを日常茶飯事のものと捉えて対応し、手応えのあるプレゼンができた。新しい文化・意識・認識に7週間向き合い、日本人的目線からだけではなく、多角的に1つの物事を見ていく姿勢の大切さを痛感した。

②組織力 仲間との連絡方法から役割分担や組織構造まで、幅広く多くのことを学んだ。自分の実践してきたリーダーシップよりももっと効率がよく、人間関係を重視したリーダーシップがあるということに気づき、これからそれを実践していきたいと考えている。

③外国人との恊働 新しい文化・意識・認識に向き合い、日本人的目線からだけではなく、多角的に1つの物事を見ていく姿勢の大切さを痛感した。

④日本の見方 現地では「日本人代表」として日本へのアイディアを常に浴びせられ、日本へのアイディアは国・地域によって大きく変わることを知った。

⑤主体性 「仕事は自分でつくるもの」という、自分が参加する仕事・プロジェクトへの当事者意識を持つようになった。

【このインターンの経験を生かしたこと】 ベトナムの田舎の日本語コミュニティーへの日本語参考書寄付。スリランカでの本寄付プロジェクトにおいて、本を必要としている人々の存在を体感し、聞き込み調査の結果、自分が時々訪れるベトナムの日本語学習者コミュニティーも参考書を必要としていることを知った。そこで、筑波大学の留学生たちに日本語教材の寄付を呼びかけ、ベトナムでそれらの本を寄付した。また、インターンの3ヶ月後・半年後にインターン先のNGOを広報するビデオを作成するなど、インターン先と継続的な関係を築いている。スリランカで築いた人脈もよく利用している。スリランカでのインターンの後、1年間ベトナムでお土産新規事業立ち上げに取り組んだが、その商品開発の際にも世界中の人々の嗜好やニーズを把握するために、スリランカで出会った様々な国からのインターン仲間や現地人に聞き込み調査を行うことがよくあった。

株式会社フィードフォース - 正社員
1994年生まれ、株式会社フィードフォース ★大学では東南アジアの国際関係を専攻 東南アジアの途上国に問題意識を持って、活動してきました。 ↓ ★2017年4月からフィードフォースでインターン中、2018年4月から正社員! マーケチームに所属し、ブログやホワイトペーパーの執筆をしています! 動機は「ITとマーケに強くなること」
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