竹内藍
病棟内薬品棚の在庫管理
病棟内には、使用頻度の高い薬剤や緊急時に迅速に投与する薬剤を保管する薬品棚があります。 この薬品棚にある薬剤の種類や数は、病棟の特性に合わせて医師や看護師が経験知から決めています。 経験によって決めているため、必要な薬剤がなかったり、薬剤はあっても定数が少ないために不足したりすることで、1日に何度も薬局に薬剤を取りに行くことがあります。 薬剤がないことによって、患者に対する迅速な対応ができなくなることや、看護師が薬局に薬剤を取りに行くことによって、本来の看護業務が少なくなることが問題としてあげられます。 そこで、看護師が薬局に行く回数や時間を減らすことを目標に、病棟内の薬品棚にある薬剤の種類と量を整理する活動をしました。 まず、現状把握として、看護師は1日に何回薬局に行くか、その時間はどのくらいか、取りに行く薬剤の種類と数を測定しました。また、薬品棚のスペースには限りがあるため、薬剤の使用頻度を測定しました。 次に、特性要因図から迅速に薬剤を投与をするまでの障害となる要因を抽出し、要因に対する対策案を提示しました。 主に、要因抽出と対策立案を担当しました。 TQM学会で発表しました。(発表者は異なる)