Takezawa Hisami
BankART school 「ふるえ」と「きこえ」藤枝守ゼミ
植物の電位変化から生まれた「植物文様」という音楽をはじめ、焼酎の発酵音響や博多織の機音にもとづくサウンド・イン スタレーションや舞台作品を事例に、「ふるえ」を変換させたり、見立てるこ とによって「きこえ」の領域がどのように広がっていくのかを紹介。 ふじえだ・まもる|作曲家。カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。 博士号(Ph.D. in Music)を取得。植物の電位変化データに基づく《植物文様》という作曲シリーズを展開。著書として、音律の多様性や可能性を明らかにした『響きの考古学』 など。昨年(2018年)、台湾大学アーティスト・レジデンス・プロジェクトにより《台湾茶の植物文様》を発表。現在、九州大学大学院芸術工学研究院教授。