オンプレミスシステムの仮想化環境の移行構築
既存のサーバを仮想化し統合するための、仮想環境の設計構築案件にPMOとして参画した。PMOは私を含めて3名。プロジェクトマネジメント業務として、作業計画の作成とそれに基づいた設計・構築・テスト・ドキュメント作成チームの管理を行った。 管理対象は10~30名程度であり、いずれも他組織の人員である。また、設計、作成されたドキュメントのレビュー、顧客折衝(会議、報告書作成など含む)、メーカー問い合わせなども行った。 納期が短かかったうえ、作業として取れる時間が限られていたため、準備を入念に行った。技術力の異なる複数組織が参加していたので、特に試験仕様書と試験手順書を誰でも誤解無く試験を実施できるレベルまで作成するように配慮した。顧客企業との定期的な打ち合わせを持ち、認識祖語による手戻りがないようにも務めた。 構築作業と試験実施においては想定外のトラブルがいくつか発生したものの、適宜スケジュールの見直し、メンバーの再配置などを行って、スケジュール通りに構築・試験は完了することができた。 納品するドキュメントはかなりの作りこみが求められていたので、事前に納品イメージの作成を指示して、顧客とのすり合わせを行い、手戻りを防いだ。また、細かに事前レビューを行い、そこで出た指摘事項を一覧化して管理することで、着実にドキュメントを完成させていった。ドキュメントの一部は納品後に追加修正依頼があったものの、全体的にはスケジュール通りに完成させることができた。(2018年1月納品) 納品後は発生した問題の調査や顧客からの質問の回答などの保守業務も行った。 ◇使用ハードウェア: サーバ10台(HP)、ストレージ3台(ディスク、テープ共にHP)、L2スイッチ6台(Cisco<IOS系>)、ロードバランサ(Forti-ADC)、SANスイッチ2台(HP)。 ◇使用ソフトウェア: vCenter6.5、ESXi6.5、Windows Server 2012 R2、NetBackup、CentOS 6/7