1
/
5

Wantedly Journal | 仕事でココロオドルってなんだろう?

People

直感を信じて新しい職種や会社で挑戦したい!学校では教えてくれない「働き方とお金」の関係を伝えていく魅力。

2016/06/27

「日本のために役立てるようになりたい」

その想いを社名に込めて、創業4年で社員数約120名と急成長中のファイナンシャル・ジャパン株式会社(以下、ファイナンシャル・ジャパン)。

ファイナンシャル・ジャパンの目標は、「日本一の代理店を目指し、金融商品流通に革新を起こす」ことです。その目標のために、人員や拠点数を日々拡大しています。

そんな伸び盛りの会社のバックオフィス業務を一手に担う管理部門。
今回はこの部門で日々奮闘する、穴原彩子さんにお話をお伺いしました。2016年2月にファイナンシャル・ジャパンに「Soup Stock Tokyo(以下、スープストックトーキョー)」を運営する株式会社スマイルズから転職してきた穴原さん。

転職の背景にはどんなことがあったのでしょうか?


働くことに興味をもった大学時代

私は今ファイナンシャル・ジャパンで採用や労務の業務を担当していますが、そのキャリアへの第一歩は大学時代に抱いた興味でした。

学生の頃はサークルを3つ掛け持ちしていたんです。
ひとつ目はキャリアデザインのサークルです。
もう一つはキャリアデザインのゼミから派生した、ビジネス系のサークル。
最後は軽音サークルです。

最後のは、完全に趣味のサークルです(笑)

キャリアデザインのサークルは、サークルでありながら企業として大学のグッズを作成して販売していました。
ビジネス系のサークルは、文化祭に向けた期間限定のサークル。
文化祭で出店するカフェで、大学が提携している宿泊施設のお菓子を販売することとなり、地域の企業や学校に営業をして集客することを目的としていました。
キャリアデザインのサークルでは商品企画を、ビジネスのサークルでは営業を担当していました。
この2つのサークルを選んだ理由は、学生時代にこれまで触れてこなかった「働くこと」に対して興味を持ったからに他なりません。
この時に抱いた働くことへの興味が、その後の就職や転職に大きく関わっていたんだなと思っています。

店舗の運営経験から「より良く働けるにはどうすれば良いのだろう?」働き方について考えた

前職のスマイルズには2009年に新卒として入社しました。
当時のスマイルズは、今のように複数の事業があるわけではなく、スープストックトーキョーの業態しかありませんでした。その頃の私は、スープストックトーキョーにすら行ったことがありませんでした。それでもスマイルズを選んだのは、ベンチャー企業であれば、これまでのサークルでの経験が活かせると思ったことと、今後は事業を拡大していくと、説明会で話を聞いたからです。実は就活についてはあまり考えられていなくて、学校の掲示板でスマイルズを見つけて、本社で行われた説明会に参加しただけなんです(笑)

でも説明会でスマイルズの「世の中の体温を上げる」という言葉や「生活価値の拡充」という日々の生活をより良くするという企業理念に共感し、「私が働くのはここだな!」って思いました。スマイルズのキャリアはスープストックの店舗で接客からスタートしました。約5年間で10店舗ほどの勤務を経験させていただいたのですが、3年目で店長(ストアマネージャー)になり、お店を一つ任せて貰えました。

店長の裁量が大きくて、採用やメンバー教育、売上管理、食材のコストコントロール、売上の分析から店舗の集客施策まで、一人の店舗経営者として経験することができました。働く中で、人によって店舗の売上や現場の雰囲気が大きく変わることに気づき、「会社に重要なのは何よりも人」と考えるようになりました。

さらに「自分はどうやって働けるか?」「会社がどうなればより良く働けるか?」と考えを深めていき、行き着いたのが労務の仕事。法律なども含めて会社の仕組みや制度を作っていくべきだと考えたのです。店長として働きながら、社労士の勉強を始めたのも、この時期です。社内で人事労務への異動を考えた際に、店長として実績が必要だと思っていました。それまでは断っていた転勤もいとわず、名古屋に転勤して寝食を忘れる勢いで結果を出しました。

入社から5年(28歳の頃)には、人事労務の部署に異動することができました。異動希望が通った理由は、これまでの実績と熱意を買ってくれての事だったそうです。

希望の職種で充実した生活。それでも転職を決意したのは漠然とした「モヤモヤ」

人事労務の仕事についてからは、希望の職種だったこともあり充実していました。2014年に実施した「全員社長会議」という社内行事は印象深かったです。
社員が当事者意識を持つために、もし自分がスマイルズの社長だったら何をやりたいか?を1泊2日の合宿形式でブレストし続けました。実際のボードメンバーも参加していたので、全員で行う経営会議のようなものでした。

新規事業や制度についてなど、とても活発な議論が交わされました。その結果として、社員のモチベーションが向上し、意識も目に見えて変わっていました。この時にも、「やはり会社で重要なのは人だ!」と再確認しました。

充実した仕事環境でもコンプレックスがありました。
それは、新卒でスマイルズに入社したので他の会社を知らないことです。
このコンプレックスと、30歳を目前にこのまま過ごして良いのか?
そんな漠然とした「モヤモヤ」から転職を考えるようになりました。

最初は人材紹介の会社に登録してみて、2社ほど話を聞いたのですが「少し感触が違うかな?」と思い、Wantedlyを利用し始めました。
転職を完全に決めていたわけでは無かったので、まずは話を聞いてみることができる点が私のニーズにマッチしていました。あとは、働くならスタートアップが良くて、ここならその様な企業が多くありそうだなと思ったこともWantedlyにした理由のひとつです。Wantedly経由では3社の方と話しました。

転職先は今までとは全く違う業界。
今後は学校では教えてくれない「働き方とお金」を、若い層まで広げていきたい

ファイナンシャル・ジャパンはWantedlyでの募集案件の中では珍しい金融業界だったので、話を聞きに行ってみようとこちらからご連絡をしてみました。社労士の勉強をしていましたし、働き方とお金の話がリンクしている部分に興味があったからです。

オフィスへ伺うと最初から代表の小坂が色々と話してくれたのですが、異業界に飛び込むことに不安があったし、小坂のあまりの勢いに少し迷ってしまいました(笑)

ですが、この面談のあとに社員を交えて社内で食事をさせていただき、社員の皆の明るい雰囲気や目標に向かい協力し合っている姿を見て、「30代はチャレンジする」という私自身の想いにも合っているなと思い直し転職を決めました。

入社してみると、バックオフィスは聞いていた通りこれから整えるところという状況でした。東京で80名、地方まで含めると100名の営業メンバーがいるのですが、それに対してバックオフィスは数名で、制度などは未だこれからという状態。

それがいい意味で、とてもやりがいでもあるんです。今やっとバックオフィスが管理部門として形をなしてきたので、ここからはリモートワークや新しい働き方をどんどん制度化していこうと思っています。

今後の私の目標は、資産運用セミナーとか社労士セミナーのような固いものではなく、高校生ぐらいから参加できるセミナー等を実施していくことです。
働くこと、お金のことは学校では教えてくれなくて、社会人になるまで触れる機会がありません。それを学生の頃から身近に置き、触れることができるものにしていきたいですね。私にとって仕事は食べたり、眠ったりと同じ部類で自分の中で気付けば自然にあるものです。今後もチャレンジをしながら、新しい働き方をどんどん提案していこうと思っています!

Interviewee Profiles

穴原 彩子
労務, 株式会社SmartHR
新卒で株式会社スマイルズに入社。入社後5年間はメイン事業であるスープ専門店、「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」の店舗で店舗オペレーション(接客・調理)、採用、教育、売上管理、売上最大化施策等を行う。 店長として勤務する中で、一緒に働く仲間が気持ち良く働ける環境づくりをすることが好きなことに気がつき、後に労務への仕事を希望するようになり、6年目から人事総務部で労務担当として1年半勤務。 2016年2月よりファイナンシャル・ジャパン入社。 2017年6月株式会社イグニス入社。 2019年4月株式会社リブ入社。 2020年8月株式会社SmartHR入社(現在)。
もっと見る

NEXT