虚像の結ばれる所

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Kinectを誤認識させるパフォーマンス作品。パフォーマーの正面にはKinectが設置されており、ポイントクラウドを取得している。背後には、ポイントクラウドの映像がプロジェクションされている。 パフォーマーがフレネルレンズをKinectへ向けると、その部分のポイントクラウドが周囲から切り離されて表示される。これは、Kinectが赤外線によってDepthを取得しているため、レンズによって赤外線を屈折させることでKinectのDepthを歪めることができるためである。
Kinectはレンズの向こう側の物体を、実際よりも奥にあると認識する。そしてそこには、身体の一部が分離・拡大されたポイントクラウドが表示される。その際、レンズと身体との距離が離れれば離れるほど奥に、大きく拡大して表示される。レンズによって拡大された像は”虚像”と呼ばれる。これは実際に光が集まって像を結んでいないのに、屈折した光を逆向きに延長して集まった場所から光が発しているように見えるものをいう。それは光学的な現象であり、実体ではない。にも関わらず、我々は実体を見るときと同じようにして虚像を認識する。Kinectも我々の視覚も同様に、世界を誤認識しているのである。

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