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「ミライを、問い拓け。」までつなぐ——manebi様のコーポレートリブランディングで向き合ったこと

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ABOUT

成長のステージが変わるとき、ブランドは何を証明するのか

「問い」を立て続けることが、これからの学びの中心に近づいている——そんな前提を、ブランドの正面に据えたリブランディングの事例を、ひとつ紹介します。

人材開発プラットフォームや業界特化型のeラーニングなどで急成長されている株式会社manebi様。IPO準備という、組織もステークホルダーも一気に広がる局面で、コーポレートリブランディングのプロジェクトをご一緒しました。実績やサービスは揃っているのに、外に伝わる物語やビジュアルが、いまの規模感や次の戦略に追いついていない——そうしたすれ違いは、拡大期に珍しくありません。今回のプロジェクトは、そのギャップを経営と現場で共有し、デジタル接点まで落とし込むための伴走でした。

このフェーズで問われるのは、事業の数字だけではありません。「この会社は、これからどこへ向かい、誰のどんな成長にコミットするのか」——その答えを、経営・現場・市場が同じ语感で語れるかどうか。私たちfrenは、そこからブランドコアの見直しに入り、リブランディングのワークショップや戦略立案から、スローガン、情報設計、キービジュアルとUI、フロント・バックエンドのディレクションまで、一連のプロセスに関わりました。Art DirectionやWeb UIのフォーマット設計は酒井麻優子、Web UIはsyncity様、開発はWEBIA様、IRコンテンツは株式会社宝印刷様と協働しています。

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「世界縁満」を継承しながら、いま社会への約束を言語化する

manebi様には、創業から掲げてきた超長期的なパーパス「世界縁満」があります。変えてはいけない軸と、いま目の前の顧客や社会に届けるべきメッセージは、必ずしも同じ言葉では表せません。前者を大切に継承しつつ、後者をチーム全体で握り直す——その順序を崩さないことを、プロジェクトの最初から意識しました。

AIの進化で、複雑な問いにも瞬時に「答え」が返ってくる場面が増えました。そのなかで私たちが議論の中心においたのは、学びと成長の価値が「答えを受け取る速度」だけでは測れなくなっている、という現実です。自分の夢や、社会への貢献の仕方を問い直すプロセスこそが、次の一歩の土台になる。manebi様のプラットフォームが、知識を流し込む器ではなく、一人ひとりの内側にある問いを呼び起こす場だという確信から、ブランドスローガン「Wonder Your Future〜ミライを、問い拓け。〜」を策定しました。超長期的な「世界縁満」を土台にしつつ、いまこの瞬間に社会へ示せる約束を、明確な一文に落とし込んでいます。

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ビジュアルとデジタルで、同じ物語をつなぐ

ロゴはこれまでの資産を活かしつつ、スローガンの世界観を体現するキービジュアルを新たに開発しています。コンセプトは「アイデンティティの探求」。多様な人物像と、その顔の一部を覆うモザイクで「まだ可能性が定まっていない、探求の途中」を示しました。その上に光るアスタリスクと、内なる問いや希望に寄り添うキーワードを重ね、インクルーシブな共存の感覚と、問いを続けた先で開いていくイメージを一枚に込めています。

コーポレートサイトは全面的にリニューアル。パーパスから新スローガンに至る思想の流れをストーリーで読める「Philosophy」、事業の価値を情緒的文脈で整理した各サービスページ、非連続的成長の軌跡を示す「M&A / Alliance」など、単なる会社案内にとどまらない情報設計に踏み込みました。IPO準備という局面では、サイトは成長性や理念の強靭さを示す接点にもなる——その前提で、上場企業水準の情報開示と、直感的なブランド体験が両立するよう、IR実装を含めて調整しています。公開後のコーポレートサイトは こちらご覧いただけます。
コーポレートサイトURL:https://manebi.co.jp/corp

採用のメインビジュアルでも、コーポレートと同じ世界観をそのまま展開しました。待遇や制度の一覧だけでは届きにくい候補者に対し、「自分の能力をどう伸ばし、自己実現に近づけるか」という内発的な動機と、「自らの未来を問い拓いていけるか」という感覚が重なるように、ビジュアルとコピーの双方からアプローチしています。

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私たちがブランディングで向き合っていること

私たちfren株式会社は、企業の「やさしさ」や、言葉にしづらい想いを、外の世界が直感的に理解できる形へ整えるコーポレートブランディングを手がけています。存在意義は「やさしさが報われる世界を、美しさで証明する」。スローガンは「Compassion Becomes Beauty 〜やさしさが、美しさになる。〜」です。パーパスやMVVの言語化から、ロゴ・キービジュアル、Web、撮影、採用表現まで、経営層と伴走しながら一気通貫で進めるスタイルで、IPOやM&Aを見据えたCI刷新、第二創業期のリブランディング、採用ブランディングなど、フェーズは違っても上流の戦略から制作まで関わる案件が中心です。

manebi様のような成長局面でのリブランディングは、ロゴを差し替える作業ではありません。経営が「何を伝え、何を決めるか」を揃え、その結果としてコーポレートサイトや採用の画面まで体験がつながっていく——そうした全社的な設計を、一緒に組み立てていく仕事です。いまはAIで文章や画像をつくることも当たり前になりつつありますが、ブランドの核になる部分は、経営者や現場の対話のなかにあります。オフラインのワークショップやヒアリングを重ね、暗黙知を共有しながら進めることを、私たちはこれからも大切にしています。
詳しくはこちらのページから:https://fren.jp/works/manebi/

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私たちについて(会社概要)

fren株式会社は、東京都港区南青山を拠点に、コーポレートブランディングの戦略立案からCI・Web・撮影までを支援する会社です。2025年12月に法人化しました。

実績や組織の雰囲気をもう少し知りたい方には会社紹介スライド(カルチャーデック)を公開しています。📒 こちらからご覧ください
会社資料:https://drive.google.com/file/d/1W4gXxolbsSDKJfzmfBOGotxXAW3Uq7ih/view