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THE NORTH FACE 「LAYBACK」コレクション・ビジュアルディレクション & コピーライティング

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ABOUT

■ プロジェクト概要
THE NORTH FACEの新コレクション「LAYBACK」における、キービジュアルのディレクションおよびコピーライティングを担当 。「Before The Send, After The Flow」をテーマに、クライミングの機能性とロードトリップの開放感を融合させた世界観を構築しました 。

■ Challenge:完成されたブランドに、いかに「生々しいノイズ」を付与するか

THE NORTH FACEというすでに強固なイメージを持つブランドにおいて、単に服の機能性やディテールを説明する「綺麗なカタログ」を作ることは、私たちの仕事ではありません。求められていたのは、効率よく商品を売るための予定調和なマーケティング(広告クリエイティブ)を破壊し、コレクションの根底にある「LAYBACK(流れに身を委ねて全力で楽しむ)」というコンセプト に、新たな熱狂と文脈(ノイズ)を付与することでした。

■ Solution:作り込まれた広告を捨て、「ドキュメンタリー」を記録する

私たちは「商品を綺麗に撮る」というマーケティング的思考を完全に捨て去りました。キーワードは「Raw, Documentary, Unposed」 。作り込まれた広告写真ではなく、熱海から城ヶ崎のボルダー(岩場)へと向かう旅の動向を記録する、ドキュメンタリータッチのアプローチを採用しました 。 「全員で完登を目指す」というリアルなロードトリップ構成の中で、被写体がカメラを意識していない「盗み撮り」のような距離感を追求 。また、12月撮影でありながらS/S(春夏)コレクションの「Dry & Chill」な世界観を表現するため、枯れ草の排除といった厳密な植生コントロールや、夏の硬い日差しを再現するフラッシュを用いたライティングなど、泥臭い現場の摩擦と高度な「編集的アプローチ」を両立させています 。

■ Culture:広告ではなく、ブランドの「哲学」を届ける

身長差による着用感の違いさえも、着こなしのリアルな「スタイルのバリエーション」として肯定する 。岩の下に敷き詰めたマットで仲間と雑魚寝し、完登の歓喜を分かち合う 。
私たちがここに記録したのは、単なるアパレル商品ではなく、大自然と向き合うクライミングカルチャーの生々しい手触りそのものです。ブランドの深層にあるインサイトを極限まで追求し、それを圧倒的な解像度で視覚化・言語化することで、事業を「消費される商品」から「愛される文化」へと昇華させています。