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中出 匠哉
学生時代に未経験からプログラマーのアルバイトを始めたのがIT業界との出会い。 その後ショップチャンネルで急拡大する売上を支える注文管理システムの開発から運用保守に関わる。エンジニアとしての成長を求めてシンプレクスに転職。株式レーティングシステムやFXディーリングシステムで最先端のテクノロジーを用いてミッションクリティカルでUltra Low Latencyなシステムを開発。2015年2月に新しいチャレンジを求めてマネーフォワードにジョイン。2015年12月にPFM(家計簿サービス)サービス開発部部長に就任。2016年6月に技術部に転籍して2016年12月よりCTOに就任。
「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションのもと、自動家計簿サービスやビジネス向けクラウドサービスを提供しているマネーフォワード。昨年、創業時からCTOを務めてきた浅野千尋がその役職を退き、新たに中出匠哉がCTOに就任することとなりました。その背景には一体どんな思いがあったのでしょうか。今後マネーフォワードが目指す方向性をふくめ、浅野と中出が語り合います。
目次
● CTO交代の背景にはマネーフォワードの成長があった
● 動いているコードに手をいれることを恐れない
● エンジニアに求めるのは、ビジョンへの共感と技術力への貪欲さ
● Technology Drivenを実現していくために
● マネーフォワードではエンジニアを募集しています
「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションのもと、自動家計簿サービスやビジネス向けクラウドサービスを提供しているマネーフォワード。昨年、創業時からCTOを務めてきた浅野千尋がその役職を退き、新たに中出匠哉がCTOに就任することとなりました。その背景には一体どんな思いがあったのでしょうか。今後マネーフォワードが目指す方向性をふくめ、浅野と中出が語り合います。
目次
● CTO交代の背景にはマネーフォワードの成長があった
● 動いているコードに手をいれることを恐れない
● エンジニアに求めるのは、ビジョンへの共感と技術力への貪欲さ
● Technology Drivenを実現していくために
● マネーフォワードではエンジニアを募集しています
浅野 千尋
前CTO。2012年の創業時よりマネーフォワードのCTOを務める。中出 匠哉
現CTO。学生時代から、アルバイトで業務システムのプログラミングやサーバ構築を手がける。その後に入社した会社で自社システムの開発にいちから携わったのち、SIerに転職。金融機関向けに株や為替の取引システムを開発していた。その後、2015年マネーフォワードにジョイン。── まず、CTO交代の背景を教えてください。
浅野
僕は役職者は常にその時にベストな人がやるべきだと思っていて、CTOも会社のフェーズに応じてベストな人が担ってくれるのが良いと考えています。創業当初はCTOといえどもプレーヤーとして実際に手を動かしていて、すべてのコードを把握していましたし、僕自身がコードレビューも行っていました。でも、組織が大きくなるにつれて僕がビジネス側を担当する事も多くなり、開発に直接関わる時間がどんどん減っていってしまったんです。コミュニケーションコストを低減させる為にスモールチームを促進し、チームごとに意志決定をしてもらっていたので、業務に大きな支障はなかったのですが、自分のなかでは開発に関わる時間が減少している事をずっと課題に感じていました。そんなときに、中出が現場の温度感を感じながらマネジメントをしているのを見て、彼にならCTOを任せられるんじゃないかと思ったんです
中出
組織がどんどん大きくなると、もともとその会社が持っていた文化や価値観が失われていったり、変化を嫌って保守的になっていったりという課題が生まれがちです。このように拡大に伴ったさまざまな組織課題は前職の頃に経験していました。マネーフォワードは大きくなることはわかっていましたし、大きくするために入社した自負もあったので、CTOになる以前から、その課題は常に意識していました。成功も失敗も経験を積んできたので、その知見を活かしていきたいと思っています
──「変化を嫌う」「保守的になる」などはどうすれば防げるのでしょうか?
中出
素直さがある、努力できる、変化を楽しめる人を採用し続けることで防げると考えています。現状は浅野が作り上げた、動いているコードに手をいれることを恐れず、コードを書くこととリファクタリングを区別しないことで、日々コードを改善していく文化が根づいています。この文化を失わないためには、採用とマネジメントが重要だと考えています
浅野
リファクタリングやライブラリ化の一手間を惜しまないことは徹底してきました。スタートアップの時期なので、機能の追加など、日々仕様が変わりますが、手戻りを恐れずコードをキレイにしたんです。結果的にはそのほうが、規模が大きくなった際に開発スピードを落とさずに済むんです。
── それでは今後、どのようにマネジメントをしていくのでしょうか?
中出
一番注力するのはマインドを重視した採用です。組織が大きくなると幅広く人材を採用できるようになりますが、変化を楽しめない人が増えると徐々に停滞していってしまいますから。浅野がCTOだった時代も採用する人材のマインドには重きを置いていたので、それを踏襲しつつ、さらに注力していく形です
浅野
僕が一番重視していたのは、ビジョンに共感できるかどうかです。マネーフォワードはUser Focus(※)を徹底しているので、どんなに高い技術力を持っていても『人々のお金の悩みを解決したい』というビジョンに共感できなければ、マネーフォワードでは活躍できません
User Focus
私たちは、いかなる制約があったとしても、常にユーザーを見つめ続け、本質的な課題を理解し、ユーザーの想像を超えたソリューションを提供します。
Technology Driven
私たちは、テクノロジーこそが世界を大きく変えることができると信じています。テクノロジーを追求し、それをサービスとして社会へ提供していくことで、イノベーションを起こし続けます。
Fairness
私たちは、ユーザー、社員、株主、社会などのすべてのステークホルダーに対してフェアであること、オープンであることを誓います。
中出
ビジョンへの共感は引き続き重視して採用を行っていきます。組織が大きくなって一番リスクが高いのは停滞することなので、変化を楽しみながら新しい挑戦ができることも、採用における重要なポイントです。それと、技術に対する貪欲な向上心は必要不可欠だと考えています。エンジニアの技術力が上がればユーザーによりよいサービスやプロダクトを提供できる。つまり、エンジニアの技術力向上がUser Focusの実現に直結するのです
── 浅野さんから中出さんに、CTOとして達成してほしいことはありますか?
浅野
マネーフォワードでは『User Focus』や『Technology Driven(※)』という軸を掲げています。『User Focus』については、これまでも徹底して取り組んできましたが、『Technology Driven』は、正直達成できているとは言えません。だから、引き続き中出にも取り組んでいってほしいところです
中出
『Technology Driven』を実現するためには、やはりどんな人材を採用するかが重要だと思います。技術力の向上こそが『User Focus』を体現するという価値観が理解できる人、ビジネスにも興味があってプロダクトオーナーやプロダクトマネージャーに足るモチベーションがある人。そういった人材を確保していくことが『Technology Driven』の実現につながるはずです
── 今後のマネーフォワードの展望と働く魅力を教えてください。
中出
今後、キャッシュレスの時代が到来することは確実だと考えています。自分がどこでいくら使ったか、自動で記録できるマネーフォワードのサービスは、人々の生活に必要不可欠なものになっていきます。自分の技術力で人々の生活を支えていくことができる。エンジニアにとってこれほどやりがいのある仕事はないのではないでしょうか
浅野
そんな時代のなかで、マネーフォワードの影響力があれば、ルールを変えたり作ったりという、より大きな働きかけも可能です。自分たちが提供しているサービスが、人々の生活をより豊かにしていると実感できると思います
対象となる方
・主体的に業務に臨める方
・「人々のお金の悩みを解決する」という理念に共感する方
・自分の技術力で人々の生活を豊かにしていきたいと思う方
・User Focusなプロダクトづくりを徹底できる方
いずれかに当てはまる方歓迎
・ビジネスとテクノロジーのバランス感覚が優れている方
・自分でプロダクトを牽引していきたいと考えている方
会社情報