京都府の北部、日本海に面した小さな小さなまち。宮津市。
日本三景「天橋立」を中心に両翼のように市域が広がり、美しい海岸線が続いています。
古くから日本海沿岸の交易の拠点として栄え、江戸期には北前船の寄港地として賑わった城下町・港町の町並みが今も残っています。豊かな海の幸や、美味しい丹後コシヒカリに代表される大地の恵みなど、歴史や文化、食などの地域資源に恵まれた地域です。
近年では、京都縦貫自動車道などの高速道路網により京都市から約70分、大阪圏から約100分、名古屋圏から約180分と利便性も向上し、年間約300万人の観光客が訪れる北近畿有数の観光のまちでもあります。
一方で、地方が共通して抱える人口減少や高齢化が急速に進行しています。人口の減少は、地域活力の低下や経済活動の疲弊を招き、若い人達が望む「シゴト」や「マチの活力」が失われつつあります。
私たちは、こうした現状を打破し、マチとヒトとシゴトの好循環を生み出すため、地域経済力を高める「自立循環型経済社会構造への転換戦略」、人口減少に歯止めをかける「定住促進戦略」の2つの施策に重点的に取組んでいます。
具体的には、宮津市のもつポテンシャル「観光」と「海・里・山の豊富な地域資源」に着目し、観光客の方に様々なアクティビティで楽しんでいただける滞在型観光地への転換や、オリーブや竹、ナマコなど地域資源を活かした内発型の産業創出に力を入れています。
こうした産業の創出により、若い方たちの働く場を一つでも多く生み出すとともに、教育や子育て支援の充実など、暮らしの良さを実感していただける街、「住んでよし訪れてよしのまち 宮津」の実現を目指しています。