マネーフォワードとは？

株式会社マネーフォワードは、サービスを通して個人や企業のお金の課題を解決し、 ユーザーの人生をポジティブなもの、前向きなものにしていくために、2012年5月に誕生し、5周年を迎えました。

自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」やビジネス向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」をはじめとする私たちのサービスを通して、個人のお金の悩みや不安が解消し企業の経営が改善する、 日本でNo.1の「お金のプラットフォーム」になることを目指します。

マネーフォワードの提供サービス

MFクラウド会計について

自動家計簿・資産管理サービスから始まったマネーフォワードの事業ですが、現在では、くらしの経済メディア「MONEY PLUS」の運営や、「MFクラウド会計」をはじめとするビジネス向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」の提供も行っています。

今回はクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」のひとつである「MFクラウド会計」にフォーカスし、開発に携わるエンジニアの小椋がこれまでの背景や今後の開発への想いをお伝えします。

ユーザーのお金の悩みには、
勤める企業の資金問題も影響している

多くの人が抱えているお金の悩みには、突き詰めれば収入を増やすことで解決できるというものもあります。マネーフォワードがBtoBサービスも提供しているのは「人々のお金の悩みを解決するためには、勤めている企業のお金の問題も解決しなければならない」と考えているからです。

マネーフォワードでは、個人の日々の支出改善やリテラシー向上を自動家計簿・資産管理サービスやメディアで実現しようとしています。一方で、クラウドサービスによる企業の業務効率化への貢献により、企業の稼ぐ力を向上させることで個人の収入も改善するということを、実現しようと考えているのです。また、2017年より提供を開始した「MFクラウドファイナンス」のように、企業が利用している「MFクラウド会計」のデータを活用することにより、資金調達や融資のような資金繰りの課題を解決する新たなサービスも提供しはじめ、より多面的に企業のお金の課題解決へアプローチをしています。

強豪ぞろいのクラウド会計サービス業界で、
唯一無二の存在感を発揮できる

現在、日本には数多くのクラウド会計サービスが存在しています。クラウド会計サービスを利用することで場所や端末を選ばず会計処理が行えるようになり、多くの企業の会計業務が効率化しはじめています。特に、大企業とは異なり、独自のツールやシステムを開発するリソースのない中小企業や個人事業主にとって、クラウド会計サービスの存在はとても心強いものでしょう。

そして現在、クラウド会計サービスを提供する多くの企業が、ユーザーに向けてより大きな価値を提供するため、ビッグデータや最新テクノロジーを用いた新たなシステムや機能の開発を急いでいます。マネーフォワードでも、次に打つ一手をどのようなものにするかが、今後の事業展開においてとても重要だと考えています。

強豪ひしめく業界のなかで、個人のお金の管理から企業の会計処理まで、お金の課題に対して包括的にアプローチしているマネーフォワードは、唯一無二の価値を提供できるはずです。

小椋 隆史

サーバサイドエンジニア。SIerから自社サービスを提供する企業まで、多くの業態の企業で経験を積んできた。ユーザーの生活に長く寄り添い続けることができるサービスに携わりたいという想いからマネーフォワードに入社。

ユーザーが使い方を選択できるよう、
あえて”主張しすぎない”サービスであることが必要

マネーフォワードが提供している「MFクラウド会計」は、ありがたいことに多くのユーザーに活用していただき、多くの会計データが蓄積されています。また、社内には会計事務所出身者や税理士資格保有者など、専門性の高い人材も増えてきました。今後は、蓄積されたデータや専門性の高い知見・ノウハウを活かした新たなサービスや機能開発を続々と行っていく予定です。

そして、サービスや機能開発にあたって重要な視点は「多様性を残すことだ」と、MFクラウド会計の開発を手がける小椋は語ります。

小椋

お金の使い道は人によってかなりバラつきがあります。それは個人だけでなく企業においても言えること。だからユーザーの多様性を受け入れて、ツールへの向き合い方や使い方をユーザー自身が決められる余地を残しておく必要があると思います。そのためには、あえて”主張しすぎない”サービスや機能を開発することを意識しておかなければなりません

「スクラップ・アンド・ビルド」で
新しい挑戦をアグレッシブに続けていく

価値あるサービスや機能を作り上げるために重要なのは、まず挑戦できる下地を整えること。まず「スクラップ・アンド・ビルド」が積極的に行える開発環境を作ることで、アグレッシブな試作を繰り返し行なっていきます。

小椋

ユーザーへの提供価値を最大化し続けるために、技術スタックを変えていける土台の確立が必要です。そのためには試行錯誤を繰り返せる自由度を担保する必要があります。もともとマネーフォワードは失敗を恐れず挑戦することを奨励する社風なので、開発環境の必要性を訴えて同意を取ることは何の問題もありませんでした。今必要なのは本番相当のデータ量を持ち、しかもより良い方向へ向かって壊せる開発環境を整えることなんです

現在、本番に近い開発環境で「スクラップ・アンド・ビルド」ができる下地を整えています。新たなサービスや機能の開発は、これまで以上にアグレッシブな環境で行われる予定です。

「MFクラウド会計」で新たな挑戦をしかける
サーバサイドエンジニアを募集

マネーフォワードのサービスには、Ruby on Railsが用いられています。実務経験は必ずしも必要ありませんが、業務にあたってRubyという言語への理解は当然必要になってきます。

また、会計サービスのシステムは、帳簿への記帳が必要となる特性上、入力や集計の機能がメインになります。つまり単純な参照系ではなく更新系の要素が強いシステムということです。さらに出力の際も、単にデータベースを読み込むのではなく、何種類かのデータを組み合わせる必要があるので、それが正しく表現できるデータモデリングを考える必要もあります。

小椋

ある程度の規模までサービスが育ってきた今、抜本的な改善も視野に入れた開発を行っていかなければならないと考えています。データ表現の方法や処理速度の向上など、日々の使い勝手をよくしていくために、いろいろな側面から機能改善を行っていく予定です

マネーフォワードが提供するサービスとユーザーとの関係は、5年、10年という期間よりもっとずっと長く続いていくものです。だからこそ、常に改善を行いながら高品質で安全性の高いサービスを開発し続けなければなりません。

小椋

やるべきことはまだまだたくさんあります。とはいえ明確な課題設定がある状況ではありません。お金の問題はユーザーはもちろん、自分自身の生活にとっても重要なものです。一つひとつの業務を自分事として捉えながら、いかに大きな価値を作っていくか。それがマネーフォワードのエンジニアに求められる仕事です