私たちパイクリスタル株式会社は、高性能有機半導体の単結晶成膜技術を核とした「普及型のフィルムセンサデバイス」の提供により、スマート社会に貢献する企業です。
当社の設立は2013年。CTOでもあり、東京大学教授でもある竹谷純一のグループが発明した技術をコアとして、「有機半導体デバイス」の開発・製造を推進してきました。
2020年1月に、老舗化学メーカーである株式会社ダイセルのグループ企業となりました。
■有機半導体の機能を最大限に引き出す■
有機半導体は有機溶剤に溶ける性質があるので、それ自体をインクに見立て、印刷することで半導体の薄い皮膜を形成できます。
私たちは、この「高性能有機半導体の単結晶成膜技術」をベースに、薄型・軽量・フレキシブル・安価な有機半導体デバイス(フィルムセンサデバイス)を開発・製造しています。
フィルムセンサデバイスに合わせたソフトウェアも提供可能。クライアントの要望に合った提案を行います。
▍有機半導体デバイス(フィルムセンサデバイス)を搭載した自社プロダクト
・物流用途のセンサデバイス
物流中の荷物の温度や振動、落下時の加速度をモニタリングして、物流を可視化します。品質の劣化時に的確な対応がとれる他、管理データを共有すれば物流サービスの向上も可能です。
・設備管理向けセンサデバイス
設備故障の前兆として現れる異常な振動を検知し、故障を未然に防げます。既存のシリコン半導体よりもコストを抑えられる分、多点でのセンシングが可能。無線通信でデータを取得できるので、人的リソースに頼りすぎずとも的確な判断を行えるようになります。
■実績と今後の展望■
物流用、設備用ともに、複数企業様の協力のもと社会実証を済ませています。
今後の実装と認知拡大を視野に入れ、マーケティング人材・営業人材の採用も強化していく考えです。