私たち株式会社銀山荘は、山形県は銀山温泉で歴史的価値のある旅館、飲食店を営んでいる会社です。
■銀山温泉について■
銀山温泉は1700年ごろから温泉を活用されていたと考えられていますが、温泉名にあるように、元々は銀の採掘を行っていた鉱山の町でした。銀鉱山閉山後は町の開発や温泉の発展が進み、今では銀山川の両岸に洋風木造多層の温泉旅館が立ち並ぶ温泉街として、その名を知られています。
■事業内容■
・宿泊事業
本館古勢起屋(こせきや)、古勢起屋別館、銀山荘の3館を運営しています。
・飲食事業
カフェと貸衣装のお店「あいらすげ~な」、本館古勢起屋の宿泊客専用のお食事処「野川亭」、滞在中に自由にご利用いただける「湯けむり食堂しろがね」を運営しています。
・新商品の企画、製造、開発
セントラルキッチンでは各旅館の仕込みだけでなく、ブランド開発から企画・販売までワンストップの商品づくりを進めています。現在は館内売店にてお肉のソースやドレッシング、お菓子、デザートなどさまざまな商品を販売しております。
上記のほか、日帰り観光にご利用いただける路線バスの運行も行っております。
■旅館の紹介■
・本館古勢起屋(こせきや)
2022年7月にリニューアルオープンした、客室数15室の旅館です。大正時代に建てられた貴重な建物内に、洋室ツインのモダンなお部屋をメインでご用意しています。
温泉街の系列飲食店で提供するお食事は、滞在中のご利用すべてが宿泊料金に含まれたオールインクルーシブで、現地での予算を気にすることなくお楽しみいただけます。
・古勢起屋別館
昭和時代に建てられたレトロな木造和風建築の旅館で、改築を経た現在は15室をご用意しています。
・銀山荘
客室数40室の近代的なホテルとなっております。3館の中で海外からのお客様が最も多くご利用になる施設です。
▍「本館古勢起屋」が国の登録有形文化財に登録されました
本館古勢起屋は「洋風の和館建築」が盛んにつくられた大正時代に建てられました。時代によって建て増しが行われ、1・2Fは大正期、3Fは昭和初期に造営されたものだと推定されています。
長きにわたる全面改修を経て2022年にリニューアルオープン。登録有形文化財として満たすべき条件「国土の歴史的景観に寄与している」として、2023年8月7日付で伝統産業施設のカテゴリーに登録されました。
■実績と成長性■
2023年の売上は過去最高を記録し、2024年はそれを上回る業績を見込んでいます。宿泊施設のオペレーションやDXに長けた人材がおり、外部にノウハウ・マニュアルを販売提供する収益化も着実に結果を出しています。
■今後の展望■
古勢起屋別館において外国人スタッフの割合を高め、ゆくゆくは外国人旅行客専用の宿泊施設として運営していく考えです。全社的に国内国外スタッフの融合を図りながら、サービス向上・料理の質向上を目指してまいります。