【三百年生きてきた木は、三百年使える家具に】をモットーに、昭和50年から家具作りをしています。
私たちの仕事は、単に「家具を作る」だけではなく、「木の命を家具に変えて、世代を越えて世の中に残していくこと」。森林の多い岩手県の、さらに山奥にある岩泉町で家具を作っているからこその考えです。
職人の数はわずか数名。完成する家具の数は、1日あたりたったの2、3個。椅子ひとつ作るのに数日かかったりします。サイドボードなどなら何週間も。こつこつと、丁寧に、心を込めて家具を作ります。
今のところ直営店と、信頼のおけるオーナーショップがほぼ全ての販路です。うちの家具作りについてしっかりとわかっているスタッフが、お客様としっかりコミュニケーションをとりながら販売をしています。中にはお話しているうちに「本当に欲しいもの」がわかってきて、最初の希望とは違うものをお買い求めになる方もいらっしゃるほど。
【直営店】 盛岡店(岩手県盛岡市材木町8-26)
【直営店】 北上店(岩手県北上市本通り2-2-1 さくら野百貨店3階)
【オーナーショップ】 家具家いだ(長野県長野市南県町1036番地)
【オーナーショップ】 食卓の道具TOKUTA(岩手県上閉伊郡大槌町大槌第15地割95-274)
使っている材木は、岩手県産の広葉樹。センという材木を中心に、クリ、クルミ、ケヤキ、カバ、カエデなど。基本的に外国の材木は使いません。
それらの木は、職人の丁寧な仕上げも相まって、手触りが優しく、暖かみがあります。それを化学塗料で塗りつぶしてしまっては、プラスチックと同じ質感になってしまいます。そうしたくないので、オイルフィニッシュと摺り漆塗りという、2種類の天然系の塗装だけをしています。木の手触りを最大限に残したいと、無塗装での仕上げをご希望のお客様もいらっしゃいます。