スクール事業プロデューサーの役割は、NSCに通う学生のシラバス（カリキュラム）作り、授業のフォローなど多岐に渡ります。 NSCで学ぶ学生にとってのゴールは、主に13箇所ある直営劇場で芸を披露できるようになること。テレビや舞台など、その先の活躍はさまざまあれど、まずは観客がすぐ目の前にいるライブ空間に慣れてもらい、多くの笑いを届けることに重きを置いています。 ただし、カリキュラムの内容は、非常にフレキシブル。授業内容や講師などは、年によっても異なります。それは、ひとえに、笑いのすべてを授業の中で教えることは難しいことだから。あくまで基礎となる知識を覚えてもらったら、あとは独創性を磨いてもらうことが必要なのです。 一方、ビジネスコースのゴールは、ビジネスの観点からお笑いの世界を理解することです。映画、ドラマ、イベント、劇場などのあらゆるエンタテインメントを知ることで、多方面でプロデューサーやディレクターとしても活躍できる人材の育成を目指しています。こちらは、特に独創性を求められる分野ではありません。ただし、素直な気持ちで多くのことを吸収する姿勢が必要です。 スクール事業プロデューサーが担うのは、学生それぞれのモチベーションの管理なども含まれています。学生が日々いきいきと学ぶための場づくりを行うことが、養成所の運営を行う上では強く求められているのです。 また、スクール事業の新たな取り組みで、『少女歌劇団プロジェクト』があります。これは2019年秋〜冬にスタートする少女のみの歌劇団の運営をサポートする業務です。実際に少女たちと向き合い、サポートしながらデビューやその後の運営にも携わっていきます。