離島の情報発信の拠点として、飲食店型アンテンショップ「離島百貨店」「離島キッチン」の運営をしています。
〜離島キッチンの成り立ち〜
離島キッチンは2009年、人口約2,300人の小さな島、島根県・隠岐島海士町の観光協会のプロジェクトとしてスタートしました。
なぜ「海士町キッチン」でなく「離島キッチン」にしたかというと、日本全体で人口が減少し、その中でも特に高齢化率の高い離島地域では自分の島だけが良くなってもしょうがない、全国の島々で連携して、日本の課題を解決していこうと考えているからです。
●全国でも前例のない「飲食店型のアンテナショップ」
キッチンカーから始まり、催事での認知度アップ、テナント入居による固定店舗などを経て、初めての本格的な拠点としてオープンしました。
当時では珍しい飲食の形態をとったアンテナショップとして2015年9月に神楽坂店をオープン
そこから毎年、福岡・札幌・日本橋と店舗を展開してきました。
●なぜ「飲食店型」のアンテナショップなのか
①営業効率と事業の継続性
離島の商品は珍しい食材も多く、味わったことのない物販商品は消費者の手が伸びにくいのが現状です。物販よりも飲食をメインとしたほうが営業効率が良く、食事は毎日することなのでたまには離島の食事をと考える人も多くいるのではないかと考えました。
②島の事業者にとっての取り組みやすさ
特に小さな離島には、物販商品を製造するための様々な施設・設備が少ないところが多いです。
食材商品であれば島の事業者でも比較的取り組みやすく、参画する離島も多くなるのではないかと考えました。
株式会社離島キッチンでは来店されたお客様に島々がもつ文化・歴史・物語等をお伝えし離島に対して興味を持っていただけるお店をつくっていきたいと考えています。