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鹿毛 雄一郎
慶應メディアデザイン研究科を卒業後、リクルートに入社。ポンパレモールなどのECサービスのUXデザイナー、フロントエンドエンジニアを経て、Airレジのプロダクトマネージャー兼UXデザイナーを担当。現在はAirレジやAirペイをはじめとする業務・経営支援サービスのプロダクトマネジメント、プロダクトデザイン、クライアントサポート、ブランドマネジメントを担う組織のマネジメントをしています。
野口 知佳
2005年リクルート新卒入社。 入社~4年目まではホットペッパーグルメの営業、商品企画、営業推進を担当。 ホットペッパー グルメ、ポンパレ、ホットペッパービューティー等のUXデザインを複数経験。現在はショプリエのiOS、Androidアプリのディレクターを担当
リクルートライフスタイルでは、旅行(じゃらん)、グルメ(ホットペッパー グルメ)、美容(ホットペッパービューティー)、共同購入クーポン(ポンパレ)等、 日常の様々なシーンでカスタマーの行動を支援するサービスを運営し、皆さんの『もっとこうなったらいいな』という想いを、サービスとしてカタチにすることで、新しい価値を生み出しています。
Web/UXディレクターはリクルートライフスタイルの全てのサービスのUXを横断で担当し、改善していく部署となります。
リクルートライフスタイルの各種サービスは大きくは、 旅行・グルメなどのカテゴリに特化した、じゃらん、ホットペッパー グルメのようなサービスと、 飲食店や小売店の店内でのリアルな業務を支援することを目的とした、Airレジ、Airウェイトのようなサービスの2つに分類できます。
カテゴリ特化のサービスは、これまで培って来たUXデザインの知見を活かし、さらに新しい課題を見つけ、データをもとに検証しながら改善していきます。 リアルシーンでの業務支援は、新規事業として注力しているポイントなので、更にUXデザインを強化していく必要があります。
それを踏まえて、今回は人員を強化します。
リクルートライフスタイルでは、旅行(じゃらん)、グルメ(ホットペッパー グルメ)、美容(ホットペッパービューティー)、共同購入クーポン(ポンパレ)等、 日常の様々なシーンでカスタマーの行動を支援するサービスを運営し、皆さんの『もっとこうなったらいいな』という想いを、サービスとしてカタチにすることで、新しい価値を生み出しています。
Web/UXディレクターはリクルートライフスタイルの全てのサービスのUXを横断で担当し、改善していく部署となります。
リクルートライフスタイルの各種サービスは大きくは、 旅行・グルメなどのカテゴリに特化した、じゃらん、ホットペッパー グルメのようなサービスと、 飲食店や小売店の店内でのリアルな業務を支援することを目的とした、Airレジ、Airウェイトのようなサービスの2つに分類できます。
カテゴリ特化のサービスは、これまで培って来たUXデザインの知見を活かし、さらに新しい課題を見つけ、データをもとに検証しながら改善していきます。 リアルシーンでの業務支援は、新規事業として注力しているポイントなので、更にUXデザインを強化していく必要があります。
それを踏まえて、今回は人員を強化します。
リクルートライフスタイルのサービスは、それぞれのカテゴリにおけるユーザー数と事業規模でトップを走るサービスが多くあります。また、国内だけでなく海外展開も本格化しています。
UXデザインでユーザーの課題を解決することによって、この大きなサービスを利用する数百万人〜数千万人の規模感でユーザー体験を向上させることができます。 サービスによっては、UXの改善によって1%でもユーザーのコンバージョンが上がるだけで、数億円という単位で売上も変わってくるものもあります。
UXデザインは、世の中の「負(ふ)」の解決だと思うんです。
Airレジを例に説明します。 今までだと、レジには高価なPOSのシステムが必要でした。
飲食店の本業は美味しい料理と楽しい時間を提供することですよね。 つまりレジは本業ではないんです。しかしレジのために高価なPOSをリースし、扱うのに多くの時間を割くことは飲食店にとって「負」だと思うんです。
これまではこの方法しかなく、当然の様に受け入れられていましたが、このように既存の常識の中で、良くない部分を解決していくことがUXデザインの役割ですね。
私はUXディレクターにおいては「T字型」のスキルセットを持つことが理想形だと思っています。 T字型を説明しますと、まずはUXデザイン(アートディレクションなど)のスキルを縦に深く持っていて、 さらにビジネスやサービスの継続といったビジネスサイド・戦略の理解と、それを実現するテクノロジーの理解などのスキルを横に持っているということです。
かなり高いハードルですが、まずは軸足となるUXデザインのスキルが重要で、これはデザインを使ってちゃんと問題解決をしてきた方であれば、横の広がりはOJTや研修でスキルアップをサポートしています。
デザインによる問題解決とは、例えば、ECサイトでサイトのTOPで一番売りたい商品があったとします。 もっと売りたい≒売れていないという課題に対して、まずは、「なぜ売れていないのか?(商品のアピールポイントがユーザーニーズとズレてる?、端的に伝わる表現になってない?購入ボタンが押しにくい?)」の理由を考えます。 そこから「何をどんな強さで、どの順番で伝えるべきか?」を考え、その解決策をデザインに落とし込んでいけるような方です。
どういう思考でそのデザインに行き着いたのかの理由付けができ、成果につながる経験を積み重ねることで、問題解決の引き出しの質と量が決まると考えています。
若林
ここからは、私に3人のグループメンバーも加えて仕事のやりがいや、働く環境をお伝えしていきたいと思います。
皆さんよろしくお願いします。
まずは野口さんから、仕事の楽しいと思うところをおしえてください。
野口
世の中的には失敗のようなことでも、このリクルートライフスタイルの中では単なる失敗ではなく、次の案件・次のサービスに活かすための糧として捉えてくれるところが良いと思います。
うまくいかなかったことを責めるわけではなく、なぜそうなったかを「知恵」として蓄積していく文化があると言い換えることも出来るかもしれません。
私が、3、4年前にポンパレの担当をしていた際に、じゃらんやホットペッパー グルメのクーポンや部屋枠を集めてきて、フラッシュマーケティングサイトのポンパレでひとまとめにして売る、新しい取り組みを行いました。
複数の部署の人を巻き込んで、短納期でリリースしたのですが、サイトに来るユーザーの求めるものと、マッチングがうまくいかず、取り組み自体が終了してしまいました。
当事者の私は、申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、責められることは全くありませんでした。 その代わりに関係者で集まり、「こういう結果で、原因はこうで、ここのUXは検討出来ていなかった」というような振り返りを徹底して行いました。
若林
確かにその様な組織風土はありますね。 私も、振り返りの実施についてはいつも言っていますし、関係者には結果と振り返りがくまなく共有されます。
野口
起案資料とセットで、その結果の振り返りがしっかり社内で共有できる仕組みがあります。後から企画をする人が同じような失敗をしないためのナレッジがどんどんたまっていますね。
若林
野口さんありがとう。 鹿毛さんは「こういう環境だから働きやすい」みたいなところってある?
鹿毛
そうですね。「やりたいなー」ってぼやいていると、自然にやらせてもらえる環境ですかね(笑) 新卒で入社したあとの、Javaの研修の時に「UXデザインやりたいんです」という話をしたら、すぐにIllustratorとPhotoshopを渡されて、これで頑張ってみて、という感じになりました。
ポンパレの担当の時には、自分でコードを書いて作っていたら、新しいサービスのポンパレモールを作るのでやってみない?という感じで立ち上げから任せてもらったこともあります。
最近だと、「海外の案件やりたくて」とぼやいていたら、Airレジの海外の案件をまかせてもらいました。 ほんとに、飲み会とか上長への相談で、なんとなくぼやくとまかせてくれるんすよね。(笑)
若林
一応言っておくけど、それってすごく気を使っている結果だからね(笑) 私のようなグループマネージャーには育成責任があると思うんです。 個人を成長させつつ、事業を成長させなければならないんです。 だからこそ、その個人が一番ストレッチできる仕事を任せるべきだと思っていて、一番ストレッチすることって何かというと、本人一番がやりたいことなんだと思います。 そして個人がストレッチすれば、事業やプロダクトの成長につながります。
だからこそ、メンバーが何をやりたいかには常に気を配っています。 なので、「なんとなくぼやいてると」じゃないんですよー(笑)
鹿毛
当人からすると、「なんとなくぼやいていると」なんですよ(笑)
でも確かにそれを汲みとってくれる組織は本当に環境が良いと思うんです。
野口
確かに人材としてのストレッチはすごく求めますよね。 それこそ、自分にできるかできないか、わからないようなプロジェクトを任されることもありますよね。 そのときの個人だけのスキルセットでは到底できなくて、周りに助けてもらえればぎりぎり出来るプロジェクトみたいな感じです。
例えば、課題が明確でシンプルに解決するだけとかではなく「なんか困ってるんだよな」っていうプロジェクトの類が、それにあたるかも知れません。
その場合は、何に困っているのか、何を解決しなきゃいけなのかを調べ、関係者からヒアリングし、その内容をどんどん積み上げて行きます。 何をやるかを探すことから始めることが、結果としてストレッチに繋がっていきますね。
リクルートライフスタイルでは、仕事や業務を通じ、世の中に良いものを届けている実感もありながら、自分自身も成長しているの が私は「お得だな」と思ったりしています。
若林
やはり、ある程度の経験を積んだメンバーは、野口さんの言うように、一定の抽象度が高い課題の解決から出来ないといけないと思います。
「小売店さんが困っていそうなことを考えて」のように、テーマだけしか決まっていない問題を投げたりすることも結構ありますからね。
内山
UXデザインディレクターはリクルートライフスタイルの、じゃらん、ホットペッパー グルメ、Airレジなど20〜30個ある全てのサービスのUXを考え改善していく部署です。
若林
リクルートライフスタイルのUXは全て、このグループで考えています。複数のサービスをまたいで考える流動性の高さが特徴的で、この会社の面白さだと思っています。
内山さんなんて、かなり多くのサービス担当してきたと思うけど、そのあたりはどう?
内山
どこかでの成功事例を横展開するのは当たり前にやってますね。 検索→予約といった行動フローのUXを改善した結果、どれかのサービスで上手くいけばどんどん取り入れますね。
僕は、もともとリクルート全社のサービスにいて、兼務もあったので50個ぐらいのサービスを見てきました。 流石に50個は多いほうだと思いますが、3〜4サービス経験するのは当たり前ですね。
鹿毛
僕は入社5年目で、7サービス担当しましたね。
野口
私は6サービスです。
内山
リクルートライフスタイルでは、人の流動性が高くて、サービスを横断で見る形をとります。 ある程度の規模もあり、うまく行っているサービスの知見を、スタートしたばかりのサービスに活かして、一気に伸ばすことは結構ありますね。 例えば、ECのポンパレモールでの広告の知見を、他のサイトの広告でも活かすという形です。
色々なサービスを抱えている会社で、自分の志向や方針で動き回れるのは魅力だと思います。
職能が決まっていないので、さまざまな武器で戦えますね。だからこそ、ユーザーをガッチリ捉えることを武器にする人、デザインの力を武器にする人など、人種はさまざまですね。
世の中の「負」を捉えて、「どうすれば良くなるだろう?」と具体的な課題を出せれば、社内の多種多様な得意分野を持つ人たちと一緒に実現していくことが出来ます。
若林
ありがとう。
それでは、このグループについてもう少し紹介します。
組織としては100名ぐらいで、年齢層は20後半の若い人が多いです。
男女比は6:4くらいです。
あと、なぜか髭の人多いよね(笑)
野口
そうですね…。もちろん髭じゃなくてもOKですからね(笑)
ガツガツ、ピリピリという感じではなくて、和やかな雰囲気ですね。
仕事上、エンジニアやプロデューサーなど他部署とのコミュニケーション量は多い方ですね。 オフィスのいたるところで会話をしてます。どこかの部屋でミーティングが終わるのを見計らって、待ち伏せみたいに話しかけられることも結構あります(笑)
社内だけでなく、質問表を作って、本当のユーザーにインタビューをするなど、エンドユーザーとのコミュニケーション量も増やしています。
鹿毛
準備して、実際にエンドユーザーとあって、フィードバックをもらって、 修正して、議論して。こんな流れでデザインを進めるので、全身を使ってサービスを作り上げる感じですよね。
若林
みんなありがとうございました。 UXのグループは、個人がしっかりストレッチをして、それぞれが自分のやりたいように楽しんでますね。 チームづくりもボトムアップで作っています。
最後にチェック項目をまとめるので、当てはまると思った方は、お気軽に話を聞きに来てください。
チェック項目
◼︎ ユーザー起点で考えられる
◼︎ UXデザインの経験がある
◼︎ データや定性情報を基に、仮説を考えることが出来る
◼︎ さまざまなサービスに関わり、自らをストレッチさせたい
◼︎ 社内外とコミュニケーションが取れる
こういう人は歓迎
◼︎ 情報系サービスでのUI設計・機能改善業務経験者
◼︎ 業務系システムでのUI設計・機能改善業務経験者
◼︎ Webエンジニアへのディレクション経験者
◼︎ 大規模サービスのリニューアルにおいてのIA設計の経験者
◼︎ 海外におけるUXデザイン経験者
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