1985年大分県大分市で生まれました。 ▼経歴 2001年 大分県立大分上野丘高等学校に入学。高校時代は小学校から続けていた野球に没頭していました。挫折、チームワーク、責任感を学びました。 2004年 子供の時からとにかく大分を出て、東京に行きたかったので、親のスネをカジリ、立教大学経済学部経営学科に進学しました。軟式野球部に所属し、程よく野球を楽しみながら、世の中の広さ、可能性、色々な人との出会い、青春、お金を稼ぐことの難しさを学びました。 2007年 大学在学中に就職活動にハマりました。学生の立場で一流企業を見て回れる。あんな贅沢な時間は今となっては考えられません。 2008年 野村證券株式会社に入社。当時の自分はチャレンジャーでした。町田支店に勤務し、社会の厳しさ、自分の能力のなさ、強いコスト意識、会社組織をまとめる難しさ、達成感を得た時の充実感、視野が広がる喜び、人に評価された時の感動等、数々の事を学びました。 2009年 父親（現柳井工業社長）が病に倒れました。ステージ４の胃癌でした。これが今の会社を引き継ぐきっかけとなりました。胃を全摘出し、奇跡的に完治しています。 2010年 (有)柳井工業に入社。とにかく悩みましたが、決定打となったのは、自分が育った大分に貢献したい！そう思ったのが大きかったです。野村證券での情報量を最大限に活かし、自分の父親の会社を調査しました。何をしているか、全く不明でしたが、業績もも良い、取引先も良い、とにかくデータ上では好印象だったので、覚悟を決めました。 ▼入社後～現在 認識が甘く、とにかくキツい毎日でした。何のためにこんなことをやっているのか。こんなことに意味があるのか。俺はいなくてもいいんじゃないか。 今当社で働いている若い人材が感じているようなことも自分も思っていたと今思い返せば思います。 目的が見えずらい、華がなく地味、汚く過酷、休みがない。などなど。 辛いことばかり挙げればキリがないくらい。 でも、違っていたのです。自分はとにかく必死で勉強しました。立場を利用して、客先、メーカーにわからないことは聞き、とにかく手あたり次第機械に向き合いました。そこで得たものがあります。 【人との繋がり】です。とにかく楽しかった。職人から技術を得るために、メーカーから機械の知識を得るために、客先からプラントのルール、製品の内容を聞くために、コミュニケーションをとにかく取りました。その過程が楽しかった。単純に仲良くなることが楽しかった。どの業種も同じだと思いました。結局は人との繋がり。証券会社で学んだことが生かせました。畑は違えど、自分一人では何もできない。チームワークなんだ。と知ることができました。社会は、日本はこれで成り立っているのだと。 仕事を覚えてからはまた考え方が変わりました。楽しむだけではなく、お客様にどう満足してもらうか。共に働いている職人さんに最高のパフォーマンスをしてもらいたい。メーカーよりも機械の専門家になりたい。欲望は膨らむばかりです。