データを武器として扱える企画者こそ、最強

現在、リクルートライフスタイルは約30以上のサービスを提供しています 。その中で、データマーケティングプランナーは、サービスが蓄積したデータをビジネスに落とし込む役割を担っています。

「じゃらん」「ホットペッパー グルメ」など、それぞれのサービスが抱えるユーザーごとで、その消費行動や嗜好は異なります。 どの会員にどんなサービスが向いているのかを分析し、打ち手を考え、実行し、フィードバック作業を行なうのがデータマーケティングプランナーです。

世の中には、データの分析のみに特化した「データサイエンティスト」と呼ばれる職種がある一方で、 仮説を立てて新たな事業を生み出す「企画職（マーケター）」もいます。 私たちが今回募集するデータマーケティングプランナーという職種は、この両者の間を埋める橋渡し役が必要とされてきたことから生まれました。「データを武器に企画を立てられる人こそが最強」という観点です。

当社には、データマーケティングプランナーに似た職種としてCRMディレクターがありますが、ミッションは異なっています。 CRMディレクターは仮説を立てて施策を立案し実行する、案件の全体推進を担当しています。 それに対して、データマーケティングプランナーはよりデータに寄った役割を担います。「データをどう受け取り、加工するか」という仕組みを作っているんです。

データマーケティングプランナーが扱うデータは、当社のサービスだけに留まらず、リクルートグループ全体におよびます。 日本有数のデータ量で、予算・資源も規模が大きいものばかりです。 それだけにスケールの大きい、面白い仕事ができるでしょう。

高度なデータの活用が可能になり、より専門性が求められてきている

実は、我々が扱っているデータそのものは、以前に比べてさほど変化はしているわけではありません。 旅行や飲食などの予約、商品の購買などのアクションに関する情報は、普遍的なものです。

しかしこの3年ほどで、ネットを利用したサービスがより普及するにつれて、活用できるデータを蓄積するスピードが大幅に向上。 サービス側で仕掛けることのできる施策のレベルや、提供するサービスの質も格段に上がりました。

例えば従来はテレビCMやバナー広告など、どんな人にも同じ情報を提供していましたが、現在は検索履歴や販売情報をもとに、 一人ひとりにパーソナルな情報を提供できるようになりました。 スマートフォンのアプリなど、コミュニケーションのチャネルも増え、複雑化しています。

その結果、分析すべきデータの専門性も上がってきています。 これまでは経験に基づいて仮説を立てていましたが、分析した統計に基づいた確たる裏付けのある仮説が必要となってきました。 データ分析のプロフェッショナルでありつつ、ビジネスに活かす方法を自ら考え、提案できる資質がデータマーケティングプランナーには求められています。

1を10にするより、「ゼロからイチを生み出す」人を

池田 真由美

前職では企業データの分析、倒産予測モデルの開発を担当。リクルートライフスタイルに転職後は、「ポンパレモール」や「じゃらん」のメルマガのアルゴリズム構築などを担当し、リクルートのサービスを横断したCRM施策を行う。

泉 隆之

Web事業会社に新卒で入社し、通販系メディアにてマーケや企画を担当。リクルートライフスタイルに転職後、主にCRM/コンテンツマネジメント担当として、特集・キャンペーン企画や分析・集客に従事。現在はオフラインデータの活用検討やクライアント向けCRM支援を担当。

上野 絵美

リクルートのWeb採用1期生として新卒入社し、旅行サイト「じゃらんnet」のCRM企画担当を3年担当。 その後、ECサイトの「ポンパレモール」を1年担当した後、現在は「ホットペッパー」などの5サイトを担当するチームのリーダーを担当。その他、MAツール導入の推進や、クライアント向けCRM支援に従事している。

データマーケティングプランナーは分析などのタスクを受け取るだけでなく、そのビジネスをどのように変えていけば向上するかまでを考える、企画職に近いポジションです。

分析の結果、施策を打つためには何をすべきかという提案をしなければなりません。案件によっては自分自身がトリガーとなって、具体的な打ち手を提案・実行していくこともあります。

私はリクルートライフスタイル内の5つのサービスを担当するチームのリーダーを務めています。 データの分析と、ユーザーのリピート促進が主な役割です。 ツールとしてデータマーケティングを使えることは必須ですが、資質としては新しいことを生み出す力が強いことが重要だと思います。

1を10にする力より、ゼロをイチにする力が必要ですね。

私はリクルートホールディングスのサービスを横断したCRM施策に携わっています。 私は前職でも企業データの分析を担当していましたが、数字が特別に苦手でなければ、データ分析のスキルは入社してからでも伸ばせますので、その部分での心配は不要です。 分析結果の精度より、ビジネスとしてどういった価値があるかを見極めることが重要だと思います。

当然ながらそれぞれの役割分担はあるのですが、自分の担当する部分の仕事だけじゃなくて、プロジェクト全体を俯瞰で見据えられる人が必要だと思います。

どんな仕事でもチームで行なうのがこの会社の特徴ですね。

データ分析と聞くとひたすら数字に向き合うドライなイメージを持つ人が多いかもしれませんが、それでは効果を実感し、次へのモチベーションにすることはできません。 そこで、数字上は効果が出ているのに実感に乏しい場合には、SNSや社内実験、1人のユーザーに絞ったウォッチなど、生の声を聞くこともよく行っています。

目標を達成したら、「達成バンザイ！」的な飲み会もやっていて、けっこう人間的なメンバーが多いんですよ。

世界でも稀な、分析したデータを横断的に活用する取り組み

データの重要性を認識した時点で、当社では全員が全てのデータを使用できるようにしよう、という方向に動いていました。 しかし、データを活用する手法がますます複雑化していく中で、今後は担当ごとに専門性を持たせ、役割を細分化してプロジェクト単位でメンバーをアサインする形で動いていきたい。 各メンバーの持っているスキルを見極め、スキルやナレッジごとに担当を置くことで、より精度の高い結果を出すことができると考えています。

当社は、多岐にわたる領域にサービスを展開していて、今後さらに領域を拡大していく見込みです。 多領域に対応し生産性を上げていくために、データ活用の汎用性を広げる必要がある。 そのための専門となる職務を作ろう、ということです

これまではデータの使い方も1つのサービスごとに完結していましたが、私たちはそれをクロスユースする取り組みを始めています。 こういった、ビッグデータを分析して広汎的、横断的に活用する試みは、日本はもちろん世界でもほとんど事例がありません。 膨大な資源を使って、未開の地へ一緒に乗り出したい方には、是非来ていただきたいですね。

今後はデータが最大の資源になると言われています。 データ分析自体は専門のソフトが生み出されつつありますし、今後はコンピュータが担う割合が増えていくと思いますが、それをコントロールし、どのように活用していくかを考える部分は、やはり人が担わなければなりません。

データの力で世界や社会を変えていくことができるようになるのは、そう遠い日のことではないと信じています。 世界でも類を見ないデータを所有する当社は、ベンチャー企業ではできない巨大なインパクトのある事業を手がけることができます。 データの力で社会を変えてやろう！ という気概のある人にはぴったりの職場だと思います。