わたしたちJ-Proコントラクトファームは、北海道十勝の南に位置する大樹町で酪農業を行っています。
【まるで子牛の保育園。子牛の哺育事業をやっています】
メインの事業は、今年で11年目となる子牛の哺育事業です。
事業を始めた当初、町内ではいくつかの酪農家が共同で法人を立ち上げる、農業法人化の流れが起き、「もっと搾乳に専念したい」と考える農家さんが増えていました。
酪農といってもその作業は子牛の哺育、搾乳、牧草等の餌づくり、牛の種づけ(受精)など様々。
なかでも子牛の哺育は作業の多さだけでなく、子牛のいのちを預かるため責任的にも「重い」仕事です。
私たちは、子牛の哺育に特化して、町内の酪農家さん達を支える仕事をしています。
【子牛の哺育ってどうやるの?】
哺育事業では、産まれて4日以降の子牛を預かり、約6か月間育てた後、牧場に返すということをしています。
産まれて間もない赤ちゃんの子牛は、うまく育たずに死んでしまうことも少なくありません。
ちょっと、便のにおいが違う。
ちょっと、立ち上がり方が違う。
ちょっと、ミルクを飲むスピードが違う。
例えば、ミルクを飲むスピードが遅いとしたら、
それがミルクの飲み方が下手なだけなのか、
それともお腹の調子が悪いからなのか、を見極めます。
子牛のささいな変化に気づき、必要な手当てをほどこし、
元気な牛に育てて、元の牧場に返すこと。
それが私たちのしごとです。