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斉藤 耕太郎
キャリアに関する選択肢が現れた時にあまり深く考えずに「んーおもしろそうだからやってみよう」という単純な理由で進んでいたら、30代半ばでフルタイムの有期雇用研究者を辞めてスタートアップ勤務を経て会社代表になっていました。 だいたいのことはどうにかなると思っていて、何かまずいことをやらかすと落ち込むよりも即バックアッププランを考えて実行するタイプです(行動前に落ち込まずにいられない大きな失敗をまだやらかしていないかそういう失敗であると認識してこなかったという説は否定しません)。 友人曰く気質的にかなり「インターネットの人」だそうで、言われてみると確かにそうかもしれません。研究者界隈の「インターネットの人」には特に40代くらいだと元ヘビーな2ちゃんユーザーが多い印象ですが、私はあまり深入りせずに、昔ははてブやスラド、今はQiitaやTwitterで98年くらいからずっとウェブ界隈の人たちや各種エンジニアがワイワイしている様子を外野として眺めてきました。ノウハウをブログ等で共有するエンジニアの文化はとても好きで、私も実験データの解析に関するノウハウをQiitaで公開してます。企業との共同研究を通してデータ解析で苦労している研究者が意外と多いことを知り、これはQiitaでチマチマと細かいノウハウを公開している場合じゃないかもしれないと思ったことも起業に至った一つの理由です。 文章がうまいとたまに言われます。ブログ等はないのですが、研究者としてのプロフィールページに今まで寄稿した文章へのリンクが貼ってあります(Google Sitesの「その他」ページ参照)。 読んでてあまり面白くない経歴は最後にまとめておきます。 2012年に東北大学大学院にて希土類化合物の研究で博士号を取得後、日本学術振興会特別研究員としてフランスのレオン・ブリリュアン研究所長期滞在。帰国後、高エネル ギー加速器研究機構にて文部科学省の元素戦略プロジェクト磁性材料研究拠点の一員として中性子や放射光を用いた永久磁石材料の研究に従事。この間に産業に不可欠な材料を研究することの魅力と難しさに触れる。2017年8月から2年間、スイスのポール・シェラー研究所にてフェローシップ研究員として永久磁石に関する研究に従事。このころから測定や解析の効率化に対する興味が高まる。2019年9月よりメドレーのインキュベーション本部にて新規事業開発に従事。2020年12月に株式ランデフトを設立。
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