【音に対して強味のあるソフト・ボードメーカー。研究所・防災・防衛等未来に携わる製品に関わっています。】
■概要:日本キャステム株式会社は、大手通信機メーカーからスピンアウトして設立した、デジタル信号処理技術を応用し,社会で役立つ製品とサービスを提供する会社です。「音と通信の組込みシステム開発」を得意分野とし、受託開発・自社製品開発を並行して展開しています。
■受託開発例:
(1)官公庁の防衛関係に使われる特殊通信機器。
(2)電話局の中で使用される従来の電話とIP電話を繋ぐための機器。
(3)放送局のミキサー装置。
(4)携帯電話用音声コーデックのミドルウェア開発
(例:G.729、ドコモmova向けの規格。社長様もアルゴリズム開発等に携わっていたことがある)。
■自社開発製品例:
(1)エコーキャンセラー(ICチップ)
KDDIの業務用端末に使われている。他社との共同開発をしていたものの一度断念をしたものの、同社社員の1人が単独で継続開発され、完成させた製品。
(2)緊急地震速報(ICチップ)
ラジオで流れる地震速報を検出して音声で伝える機器。家庭用機器向けに累計10数万個出荷している。同社でも老人ホームや学校向け装置を販売している。競合は1社あるが、性能が同社の製品の方が抜群に高い。
■魅力・補足:通信キャリア等の研究開発をサポートする一方で、独自の製品の開発を進めてきました。近年では、得意分野である音と通信の組込みシステム開発技術を活かし、地震や津波等の自然災害の発生時に活用される、緊急告知速報や緊急警報放送を検出し、自動的に起動する「緊急告知受信機」の開発に成功。今後は、得意分野である「音声」を活かしながら、環境分野などの領域にも取り組みつつあります。