私たちは、"暮らし"を活かした福祉を目指して、認知症高齢者グループホーム、居宅介護支援事業、障がい者就労支援施設、特別養護老人ホームの運営を行っています。 就労支援部門では、農業のほか、無添加焼売や県産豚を使用した餃子を製造しています。昨年度からは自分たちの手で作った林檎を使ったノンアルコールシードルの製造も始まり、「いわて特産品コンクール(食品部門)」で会長賞を受賞しました。 広大な田んぼとリンゴ園、畑があり、障がい者の働く場や、グループホーム・特別養護老人ホームに住む皆さんとスタッフの暮らしを実践する場となっています。

今は忘れかけられた暮らしの中に、積み重なった知恵や生きるリアリティがある。だから私たちは設立当初から、命をつくる「農業」を大事にしています。 職員が追い詰められ、苦しくになっていくことも多い認知症介護の現場。ですが、人と関わること、人を想うケアの気持ちは人間の根源にもある自然なもの。銀河の里では、笑って盛り上がれる現場が育ってきています。 認知症や障がいを持った人は、人間の本質的なところを掴んでいて、存在の威力を発揮します。弱さや関係を大切にし、利他の社会を育てる真の力を持った彼らと、共に生き、福祉の現場に暮らしを生かしていきたい――目指しているのは、簡単に言うとそういうところかもしれません。

80人が一緒に働くメンバー。20代・30代の若手が現場のリーダーとして活躍しています。認知症の深い世界を持った人のそばで、日々信じられないようなことが起きることが日常なので、多少のことにはびくともしません。自然豊かな環境の中で、おおらかにのびのびと働いています。経験者・未経験者、新卒・中途、福祉を学んだ人・民間出身の人も入り混じって、個性豊かなメンバーがいます。 音楽活動でCDを販売したり、絵描きのメンバーが絵画展を開いたり、茶道部があったり、さんさ隊がいたり、研修として能や太鼓の舞台鑑賞、美術鑑賞、戦没画学生慰霊美術館やアウシュビッツの見学をしたりと、人間としての幅を広げる活動も盛んです。

銀河の里では米、リンゴ、野菜等を育てています。自家消費が中心になっていますが、食べ物を介してもっと多くの人とつながれるような新たな仕組みづくり、商品開発をしたいと考えています。現在のところ、自家製の大豆と手作りの麹を使った味噌、畑のトウガラシを使った辛み調味料「ジャパスコ」、リンゴを使ったこだわりのシードルなどを作っています。 特に最近力を入れているのはシードル。花巻はリンゴの産地でもあります。リンゴを最高級品質に加工し、その価値を高め、地域の発展に寄与したい。銀河の里がその起爆剤になりたいという思いがあります。 20年後には花巻を日本でトップクラスのスパークリングワインの産地に。 原料づくりからそのミッションにコミットしながら事業を発展させ、新たな展開を切り拓くプロジェクトマネージャーを募集します！ まずは気軽にお話しできればと思います！よろしくお願いします。