◆事業内容
SaaS型のAI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」(特許出願中)の開発提供を行っています。
この対話エンジンは人間に近い自由会話を実現することが可能で、今後様々な場面で活用されていくことが期待されており、非常に社会貢献性の高い分野と言えます。
例えば、少子高齢化が進む日本では、独居老人が全国で500万人とも言われています。当社の対話エンジンを搭載したAIアバターと会話をすることにより、認知症の防止や健康寿命の伸長に役立つことが期待できます。
また、医療の分野では病院での診療以外に、生活圏の音声データからストレスを検知し診察に役立てることも可能となります。このようなヘルスケアの分野では東京大学医学部と共同で研究を進めております。
また、コールセンターやコンシェルジュ、営業代行の場面でもAIアバターが人間に代わりお客様と自由な会話を実現することが出来ます。人手不足業界の課題解決手段として期待されている分野です。
「LIFE TALK ENGINE」とは…
「人と共感する日本語対話AIエンジン」
業務的な質問や指示をはじめ、文法的でない曖昧な日本語の表現も前後の脈絡から意味を解釈し、自然に応答することができるAI対話エンジンです。AI技術の主流であるディープラーニング(深層学習)とは手法が異なり、専門知識やストーリーをAIの記憶領域へ注入することで、脳となる部分を担います。相手の会話内容や思考に対する傾向などを蓄積して、より共感を持てる応答に成長するため、目的収束型の業務会話だけではなく、日常や業務に溶け込み、人に共感しながら寄り添う自由会話を実現します。
▼ 既存のスマートスピーカーやチャットボットの対話例
人:「明日の東京の天気を教えて。」
AI:「明日の東京の天気は晴れ、気温は23度です。」
▼ 「LIFE TALK ENGINE」の対話例
人:「明日って晴れるのかしら?」
AI:「明日はお孫さんが遊びに来る予定ですね。
東京は少し曇りますが、雨は降りませんよ。」
◆実装中プロジェクト
2021年2月 国内初(※)、非接触型「AIアバターレジ」をEggs ‘n Thingsの実店舗へ設置開始する実証実験を開始 AIアバターとの対話によってオーダーを可能とする非接触型「AIアバターレジ」をローンチしました。
※
https://www.asahi.com/articles/ASP236X6GP23UTPB00J.html
2021年11月 介護施設運営のチャーム・ケア・コーポレーションと業務提携 “健康寿命延伸”をテーマに、高齢者とその家族を対象とした「LIFE TALK ENGINE」を用いたアプリ、サービス等の開発に取り組んでいきます。
今後も「テクノロジーで豊かな暮らしを実装する」という企業理念を実現するために、様々な業界や企業と連携し、事業を展開していきます。
2021年2月には「#人とAIの2025」コンテストを開催しました。
審査員につんく♂氏、落合陽一氏を招き、「人とAIについて、2025年に実現していてほしいこと」に関するアイデアを募りました。多くの作品のエントリーがあり、ここから新たなプロジェクトの取組を進めています。このようなコンテストを通じて、AIと人との共生を考えるきっかけづくりに繋がったと感じています。
◆組織
現在社員は10名で全員がエンジニアです(2021年5月末時点)。とてもフラットな組織であり、日々、社員と経営陣が分け隔てなくオープンで建設的な議論を交わしています。今後はエンジニアに加えて、事業開発や広報などのメンバーを迎え、事業拡大をしていく予定です。
また、タリーズコーヒージャパン創業者で元国会議員の松田公太氏を社外取締役に迎えるなど、経営管理体制の強化にも取り組んでいます。
◆上場に向けて
2021年現在、シリーズAで資金調達済み。今後数年以内にIPOを計画しており、体制強化を図っています。
◆wellvillの“対話型AI〜LIFE TALK ENGINE〜を分かりやすくnoteで記事にまとめています。
https://note.com/wellvill