『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』2020年の大晦日に東京ドームから生配信された嵐の活動停止前のラストライブのインタラクティブセクションを担当。アーティストとファンの「つながり」をつくる史上最大規模のオンラインライブをつくりました。
PROJECT DESIGN STUDIO
2000年の創業以来、バスキュールは、インターネットやデバイスなど社会のコミュニケーション環境の進化と並走しながらインタラクティブクリエイティブの可能性を追求し続けてきました。
2021年には「プロジェクトデザインスタジオ」を掲げ、今までつながっていなかった領域をつなげることで新しい価値を創出し、ワクワクする未来のスタンダードをつくりだすチームだと、明確に自分たちを定義しました。
広告、メディア、プロダクト、スポーツ、教育、モビリティ、都市開発、そして宇宙。こんな未来にたどり着きたいという好奇心と、社会へのデジタルテクノロジーの浸透を背景に、さまざまな企業との共創を実現しながら、わたしたちのクリエイション領域は年々拡大しています。
これまでに担当したプロジェクトで、カンヌやOneShow、メディア芸術祭など、数百に及ぶ国際的なクリエイティブ賞を受賞しています。会社の規模は約40名と大きくないのですが、国内のデジタルクリエイションの発展の一翼をになってきたチームだと自負しています。
▽プロジェクトの事例はこちら
https://www.bascule.co.jp/
なぜやるのか
『NESCAFE GOLDBLEND Barista i COFFEE MOMENT ENSEMBLE』全国のコーヒーマシンのリアルタイムのブリューログを、音楽に変換するピタゴラ装置を開発。嗅覚と味覚で楽しむコーヒーに、視覚と聴覚を加えて体験価値の増幅に挑みました。
『VR Real Data Baseball』プロ野球選手の実際の投球データをVR内で忠実に再現。プロの球に挑戦できる夢の野球体験を提供するVRコンテンツ。大谷選手に自分の投げた165kmのボールに、バッターとして挑むという夢の企画も実現しました。
PLAY WITH FUTURE
あらゆるモノゴトがインターネットに繋がるようになった今、スクリーンやフレーム、デバイスの制限も超えて、私たちのクリエイティブ領域は急速に広がっています。ビジュアルで表現できる領域だけでなく、社会の習慣や行事までも、その体験価値を向上させるデザインの対象となってきました。
数百万人が参加するソーシャル×年中行事企画、視聴者参加型テレビ番組企画、流星見地に連動するイルミネーション企画、トラックマンデータとVRを連動させた打てる野球中継企画、世界初(※)のトライとなる双方向配信可能な宇宙スタジオ開設など、バスキュール発の構想は業界の壁を飛び越え、多くの人々を巻き込みながら現実となり、成果を残しています。
私たちのビジネススタイルの基本は、従来の広告主との受発注型ではなく共創型。まず自分たちが信じるビジョンを提示し、企業と共創関係を築き、プロジェクトフィーをいただきながら、ゴールに向けてともに切磋琢磨するというスタイルです。
世界のコミュニケーション環境の変化とともに、20年に渡る試行錯誤を続けてきた今、強い風を感じています。この風を追い風にするか向かい風にするかは自分たちのスタンス次第。バスキュールはまだ見ぬ体験を追い求め、常に挑む側に立ち続けたいと考えています。
※ https://www.jaxa.jp/press/2019/11/20191106a_j.html