釜石市のメンバー もっと見る
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採用広報担当
ライター -
釜石市総合政策課オープンシティ推進室の佐々木です。
興味のある方、ぜひ一度お話しませんか? -
せいとう みほ
セールス -
釜石リージョナルコーディネーター 協議会
なにをやっているのか
岩手県釜石市は、三陸復興国立公園のほぼ中央に位置し、岩手県内では温暖な気候に恵まれた自然豊かなまちです。
世界三大漁場の一つ、北西太平洋漁場の一角をなす三陸沖の重要な漁業基地として、古くから「魚のまち」として栄えてきました。
釜石市は「日本の近代製鉄発祥の地」として知られ、2015年には「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ「橋野鉄鉱山」としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。また、北の鉄人と呼ばれた新日鉄釜石ラグビー部の活躍や、ラグビーワールドカップ2019™日本大会の開催により、「ラグビーのまち」としても広く知られています。
釜石市では「オープンシティ釜石」をキーワードに、多様な企業・団体・人材と協働することで地域に新たな可能性を生み出し、人口が減っていく中でも地域の活力を維持することを目指した取組を行っています。
そうした取り組みの一つが、今回募集する『担い手型地域おこし協力隊』です。
外部の視点で見つめるからこそ気づくことのできる地域の魅力や強み、また、課題や困りごとを発掘し、地域に飛び込んで住民とともに解決に向けた取り組みを行っていく...そんな活動に興味のある方、せび、釜石でまちづくりに挑戦してみませんか?
なぜやるのか
「魚のまち釜石」の新鮮で安心・安全な魚介類を全国の消費者に届けたい!
釜石市の水産業は、定置網等の漁船漁業をはじめ、アワビ、ウニ等の採介藻、ワカメ、ホタテ等の養殖業を中心とする沿岸漁業が盛んに行われています。
しかし、近年、地球温暖化に伴う海の環境の変化で、それまでの地域の水産物の主力だった秋サケやサンマの漁獲高が激減したり、有毒プランクトンによる貝毒被害を受けた養殖ホタテの出荷規制、磯焼けといわれる磯場の海藻減少によるアワビやウニの成育不良などによって、地域の水産業は非常に厳しい状況におかれています。
あわせて担い手である漁師さんの数は、高齢化の進行や震災被害に伴う廃業によって減少傾向が加速し、人口減少や若者の市外流出から担い手不足も深刻化しています。
どうやっているのか
このような課題に対し、現在、漁業の担い手の育成、新しい養殖方法や魚種の開発、新しい加工品など、漁師さんと流通加工業者、行政や研究機関が一体となって水産業の活性化に向けた取組を進めています。
まずその起点として、釜石市魚市場の体制強化を図りながら流通の活性化を進める取組が求められています。
また、魚の流通の入口である魚市場の活性化とともに、消費者に届く出口の部分として魚食の普及に関する活動も併せて取り組んでいくべき課題となっています。
現在、市内では新たな地域ブランドの創出に向けた取組として、行政・大学・企業が連携し「サクラマスの養殖試験研究」を実施しており、水揚げ量の増加や雇用の場づくりを図る期待が高まっています。
こうした水産業活性化の機運が高まってきている今、一緒に活動を推進していってくれる方の存在が必要とされています。
こんなことやります
そこで今回、釜石市地域おこし協力隊のメンバーとして、「魚市場を拠点とした流通の活性化」と「魚食普及・魚の価値向上に向けた活動」を通して釜石の水産業を盛り上げてくれる方を募集します。
【お仕事の内容】
★★魚市場をフィールドとした、魚の流通の活性化(1名)
釜石市魚市場を活動拠点に、市場を運営する釜石市漁業協同組合連合会の職員と共に、地域水産業の活性化と魅力発信に取組んでいただきます。
魚市場での3年間の活動を通じて、水揚げ~入札・セリ~流通等の一連の過程を経験することで、水産業での起業や就業にむけた知識やスキルを得ることも可能です。
★★魚食普及の活動を通じて「魚のまち釜石」のイメージ定着を図る(1名)
「魚のまち」というだけあって、市内のスーパーでは、切り身ばかりではなく、丸のままの魚が売られていることの多い釜石ですが、若い世代では三枚おろしの経験がない方も多くなってきたと聞きます。
市内で地元の魚が食べられる機会(提供する店)を増やす、家庭の中で魚を食べる機会を増やすといった、魚をより身近な食材として感じていただけるようにするために、ブランド化による素材としての活用法や家庭での調理法などの普及活動に取り組んでいただきます。
また、魚食の魅力を広く発信することにより、釜石で獲れる魚の市場価値も高め、「魚のまち釜石」のイメージを広く拡散するための活動にも取り組んでいただきます。
【何をするのか(例)】
○地域水産業の活性化に向けた魅力発信
・SNSを活用した地域水産業の魅力発信
・水産イベントへの参加や会議等での意見交換
・漁業者や買受人との対話による連携体制づくり など
○魚市場の業務支援
・水揚げ~入札~出荷までの水産物取引業務
・魚市場の衛生管理、製氷作業 など
○釜石産の魚の価値を高める取組み
・鮮度の高い魚を出荷するための漁師のスキル向上に向けた取組み(神経〆の講座など)
・釜石産の魚のブランド化に向けた取組み など
○市内における魚食普及イベントの開催
・親子の魚料理教室
・魚つり大会
・魚メニュー開発コンテスト など
【こんな方を歓迎します】
・SNSでの情報発信が好きな方
・水産物流通や漁業に興味のある方
・早起きすることが苦にならない方(浜の仕事は早朝から始まります)
・人との交流や体を動かす仕事が好きな方
・魚料理や、食べることに興味のある方
釜石市水産農林課や、実際の隊員の活動をサポートする釜石リージョナルコーディネーター協議会のコーディネーターが皆さんと同じ目線で考えながら隊員活動をバックアップします。
釜石の水産業の魅力を全国に発信し、「魚のまち釜石」をいっしょに盛り上げてくてれる方をお待ちしております。
Uターンも大歓迎!
活動内容に興味のある方、一度、オンラインでお話ししましょう。