「ユビレジ」はiPadにインストールして使うレジのアプリです。iPadをレジの代わりに使っているところをご覧になったことがある方が少しずつ増えていっていると思いますが、アレのうちのいくつかはユビレジだと思います。 ユビレジは、 ・レジ端末として使うiPadアプリ ・売上の分析やレジの管理を行うためのWebアプリ ・レシート印刷のためのLinuxアプライアンス の3つのコンポーネントで構成されていますが、それぞれのソフトウェアの設計と開発、運用を行っています。システム全体で一番目立つのは店舗で使われるiPadアプリですが、売上を分析するためのツールであるWebアプリもチャレンジングなソフトウェア製品です。

ユビレジは、普通のいわゆる「レジ」と比べたときに、いくつかの違いがありますが、大きいのは ・専用のハードウェアではなく汎用のタブレット端末を使っている ・店員の不正の防止ではなく、売上データの収集と分析が主な目的である ・インターネット接続が前提となった時代にデザインされている といったところで、一言で言えば「現代の店舗業務のためにデザインし直されている」というところです。 ユビレジのWebアプリは、収集された売上データを分析するための機能を提供しており、利用店舗の売上の把握に強い影響を及ぼしています。いろいろな切り口で売上を把握してもらうため、様々なビジュアライゼーションや分析のためのツールを提供しなくてはいけません。 「収集した売上データを活用して店舗の運営に役立てる」というユビレジの目的のために、ある面では一番大きな役割を求められています。

ふつーにふつーのWebサービスとiPadアプリを作っています。 ・重厚な仕様書ではなく、メモ書きとスケッチ、カジュアルなディスカッションで開発する機能について考えます ・ホワイトボードと付箋で作ったカンバンの前で、毎日5分間かけて進捗と問題を共有します ・週に一回、チーム全体で振り返りと計画作りを行います ・GitHubのPull Requestによって開発を進め、Travis CIでテストを行います ・Macを使ってRailsで開発を行い、Herokuにデプロイします ・HAMLやSCSS、CoffeeScriptなどの技術を使います ・だいたい全員、手元のマシンでWebアプリが動作して、iPadアプリが実行できます ・Webアプリは毎日デプロイします（誇張あり） ・たまにデプロイ直後に慌ててロールバックします（誇張ではなく） ・昼くらいには出社することが開発チームで共有された目標です ・必要に応じて夜はビールを飲みます アジャイルとは言わないかもしれませんが、けっこう軽量なプロセスでやっています。まだまだチームの規模が小さいので、声を上げてもらえればけっこういろいろなんとかなります。

ユビレジのWebアプリの開発を手伝ってくれるエンジニアを募集しています。RailsとBackbone.jsを知ってる人が良いです。 と言っても、基本的には標準的なWebアプリケーションを作っていますので、特定の言語やフレームワークに依存した知識はそんなに求めていません。これから、RailsとRuby、Backbone.jsとCoffeeScriptに積極的に取り組んでくれるならば、あまり使ったことがなくても問題ありません。 その辺りは、実際のユビレジのソースコードを見ながら考えてもらうのが良いと思います。オフィスに遊びに来ていただければ、実際にソースコードを見ながらお話させてもらいます。