RAID | 日本トレカセンター サマーインターン2026
この夏、RAIDで未来を引きにいけ。日本トレカセンターが仕掛ける4日間の短期集中インターン。学生がAIで新規事業を立案し、最終日は経営陣へ直接ピッチ。優秀案は本当に事業化される。修了者全員にMac mini、時給1万円、優勝賞金100万円。2026.9.24-27 @TOKYO
https://jtc.center/recruit/raid2026
僕はこれまで、4本の記事をぜんぶ同じ言葉で締めてきました。
「会いに行ける人事部長でありたい」。
自分で書いておいてなんですが、そろそろ「なんやねん」と思われている頃だと思います。今日は、この言葉の種明かしをします。
始まりは大学1年、大阪の千里セルシーで開催された、AKB48の全国握手会でした。
正直に言うと、当時の僕は「アイドルにハマるやつなんて笑」と思っている側の人間でした。
中高の6年間、京都の同じ学校で、同じ仲間と、部活ばかりの日々。芸能にもトレンドにも疎いまま大学生になって、友達と初めて、全国握手会というものに行ってみました。
そこで、雷に打たれました。
世の中にはこんなに可愛い女の子がいるのか、という衝撃。目の前の数秒で、確かに「会えた」という感覚。テレビの向こうの存在だと思っていた人が、目を見て言葉を返してくれる。
バカにしていた側の人間ほど、ハマると深い。そこからの転落は早かったです。
同時に、こうも思いました。僕はそれまで、ある意味閉じた世界で生きてきた。外の世界には、いろんなコミュニティがあって、大人も子どもも本気で夢中になるコンテンツがある。それって、すごいことだなと。
言い訳をさせてください。アイドルの応援って、結構お金がかかるんです。遠征の交通費、ライブのチケット、グッズ。学生の財布で普通にやっていたら、全然足りません。
だから当時の僕の時間割は、授業じゃなくてバイトで埋まっていました。焼肉屋のシフトに長時間入って、掛け持ちもして、稼いだお金はそのまま現場に消えていく。学校に行く時間は、どんどんなくなる。冷静に考えると完全に本末転倒なんですが、当時は大真面目でした。推しに会うために働いて、働くために学校を休む。その繰り返しで出来上がったのが、この成績です。
(ちなみにその後ちゃんとオタ卒して、ほぼフル単で4年で卒業しているので安心してください)
父からずっと言われていた言葉があります。
「若い時に、何かに熱狂した経験をつくりなさい」
当時の僕は、その熱狂はラグビーのことだと本気で思い込んでいました。でも今振り返ると、人生で一番熱狂していたのは、間違いなくこっちでした。なので単位の件は、親公認だったということにしています。
人事の仕事をするようになって、あの熱狂はなんだったんだろうと考えることが増えました。
答えは「会いに行ける」という距離の設計だったと思います。
AKB48のコンセプトは「会いに行けるアイドル」。テレビの向こうではなく、劇場に行けば会える。握手会に並べば、数秒だけど確かに会って話せる。
手が届く距離にいるから、応援が「自分ごと」になる。自分ごとになるから、熱狂する。列に並んで得たあの数秒の経験が、僕にそれを教えてくれました。
ちなみにその後、大人も子どもも夢中にさせるコンテンツを「作る側」に回ることになるのですが、その話は前の記事に書いたので割愛します。
人事部長になって、たくさんの学生と話すようになりました。
そこで気づいたことがあります。みんな、めちゃくちゃ緊張している。
学生から見た人事は、「評価する人」であり「会いに行けない人」です。話しかけたら選考に響くんじゃないか。変なことを聞いたらマイナスになるんじゃないか。
つまり就活の世界には、熱狂の条件だった「会える距離」がありません。
距離が遠いままだと、会社選びは「自分ごと」になりません。パンフレットとネットの情報だけで、テレビの向こうの存在を眺めるように会社を選ぶことになる。それは、もったいないと思うんです。
あの日の僕は、握手会の列に並ぶ側でした。
数十秒の接点が人を動かすことを、並んだ側として知っています。
だから今度は、僕が待つ側になろうと思いました。
カジュアル面談は、選考ではありません。握手会くらいの気軽さで来てもらって大丈夫です。志望動機もいりません。「なんか気になった」で十分です。
持ってきてほしいのは、答えじゃなくて、あなたがいま気になっている問いです。「自分は何がしたいんだろう」の途中でも全然いい。迷っていること自体が、自分の人生を真剣に考えている証拠だと思うので、その迷いを一緒に言語化するところから始めましょう。
そんな、昔アイドルに熱狂していた人事部長は、いま、エンタメの会社で採用活動を再定義しようとしています。
サマーインターンの「RAID」も、その一つです。学生のみなさんが熱狂できるように、気合いを入れて作ったコンテンツです。ぜひ、エントリーしてください。
会いに行ける人事部長で、あり続けたいと思います。