1
/
5

ゼロからプロダクトマネージャーになった話

Photo by Joyce G on Unsplash

 私は長年、インフラエンジニア一本でご飯を食べてきました。あるとき企画系の仕事を担当する機会があり、もともと何かを創る事が好きだった私は「企画って、ユーザー目線で考え、新しいモノが創れて面白い」と思い、企画・PdMに転向しました。そこが天国?地獄?のはじまりでした。

インフラエンジニアが開発企画に転向

 30代後半のインフラエンジニアがゼロベースで開発企画、いわゆるPdMに転向した話です。はっきり言ってしまえば熱意だけで飛び込んだ感じです。その当時、オプティムの皆さんには大変お世話になりました。結論から言えば、やろうと決めればできる!ということで同じような人が居るかもしれませんので、PdMへの近道を残しておきたいと思います。(まだまだ私もPdMかけ出しですが・・・)

 まずは「学習」する事が前提です。本を読んだり、ネット記事を読んだり、他のPdMから技術や資料を貰って学んだり、学ぶ・真似る事が重要です。本については、要求定義、要件定義、ユーザーストーリーマッピング、カスタマージャーニー、UX、スクラム開発、周りを一通り読みましょう。契約や利用規約、IR、財務系も読んでおくと為になります。

 次にパワポで自分のフローに落とし込んでください。そしてメンバーと共有し、標準フローを作ってみてください。そうすることで納得感が得られ、自分とチームの共有知もできあがります。フローができたら実際にフローを回してみます。そうすると、デザインチームや開発チームからの意見も加えられ、より役立つフローとして重厚になります。またフローについてはスクラムやプロトタイプ思考を重視して作り込んでみてください。そうすることで変化に強い、PdMとして大成できると思いまし、私も大成したいと思っています。

大切なのはマインドセット

 PdMとして最も大切なのは「マインドセット」です。熱意、やり遂げたいという思いです。これがベースです。このベースを基に、学習力とコミュニケーション力、調整力、発想力、聞く力が必要になってきます。こちらもインプットして行動することで経験として蓄積し、やがて「力」となります。自分自身もまだまだPdMとして大成できていないと思っています。これらを行動し、実現していくことが大切だと思っています。


■お薦めする本

自分の中に毒を持て

ジョブ理論、Q思考、ビジネスモデルナビゲーター、地頭力を鍛える、具体と抽象

要求を仕様化する技術、UXリサーチの道具箱、ユーザーストリーマッピング、カスタマーサクセス、UXの時代

INSPIRED、突破するデザイン、スクラム

ユーザを成功に導くAI開発契約