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なぜ企業はコンサルタントから卒業すべきなのかを説明いたします!

こんにちは、山本裕介(ヤマモトユウスケ)と申します。2007年4月に新卒入社した株式会社フォーバルという会社(所属部署)で現在は経営コンサルタントとして活動をしています。

この職種になるまでの10年くらいは、新規営業や既存顧客への営業、サポート業務などのいわゆるお客様職を経験してきました。

今回のこの記事では、世の中に数多いるコンサルタントの中の1人ではありますが、私自身がどんな考えで仕事をしているのかをお伝えできればと思います。それにより、私からサービスを受けようか迷っている方やこれをきっかけに興味を持っていただいた方に『どんなコンサルタントなのか』が伝われば幸いです。

コンサルタントの私の目指す世界は『経営コンサルタントが不要な社会にすること』です。なぜこんな考え方なのかを説明させていただきます。

1.『人は自分で山を登りたい』と思うもの

どんな困難なことであっても『自分で乗り越えたい』『自分でやりたい』と願う人は多いのではないでしょうか?

今、2歳の息子が1人いるのですが、彼はしきりに『自分でやる』と主張してきますし、親が手を貸そうものならば『自分でやりたかった』と大泣きするのです。

成長段階として適度な梯子掛けと適切なタイミングでの梯子外しは必要な事なのですが、やり方を間違えると不満に感じるものですし、やり続けるとそれにより本人が自信や希望を持てなくなってしまうことがあります。これについてはあまり専門的に話すと逸れてしまいますのでまた別の機会に。

さて、社会において、とりわけ会社の中ではどうでしょうか?最初はだれもが初めてのことですからマニュアルやお手本を見てみたいと思うと思いますが、ある程度分かったらチャレンジしたいと思いませんか?手取り足取り付きっ切りで永遠と指導されたい人はいますか???

答えNoだと思います。

自分でやりたいし、基本を覚えたら熟達したいし、たくさんやって評価されるようになりたいですよね。自分の努力の結果、成果が出たことを褒められた方が楽しいですよね。

子どもと一緒に例えてしまいましたが、誰もが自分でできるようになりたいし、『やればできる自分』に対する期待感を持っていると思います。もちろん、やってみた結果できなくて失望や落ち込んだりすることもあるでしょう。

2.会社経営はそこで働く人たち自身でやるコトです

現在、働いている人に聞きますが、

『経営コンサルタントに支援してもらいながら働くのは楽しいですか?』

わたしだったら答えはNoです。
できれば自分でやりたいし、今できなくてもできるようになりたいです。これについてはおそらく多くの方が共感してくれるものだと信じています。

山登りの話と同じで、自社の経営は自分たちでしたいに決まっています。今そう感じていない方もいずれかは『自分たちで達成した』という気持ちが欲しくなるものだと思っています。

だからこそ、コンサルタントというものは『お客様が自分たちでビジョンを描き、計画を立て、実行し、振り返りと改善を繰り返し、達成することができるようにする』ということをやるべきだと思います。いわゆる、自走式や自主走行型と言うような会社にするきっかけを与えるのがコンサルタントのあるべき姿だと思うのです。

代行をしているうちは、名前はコンサルですがいつまでもお客様が自走式になる事は無いでしょうし、いつまでも直接指導などしているやり方も社員の技能は上がったとしても次世代リーダーは生まれずその企業は永続が困難になるでしょう。

理念やビジョンを作ったり、現状分析をして理想に向けた計画を立て、実行していくこと、それに必要な人材育成や組織開発をすること、商品・サービスを作ること、営業活動をすること、などすべてにおいてその企業の人たちで本来はできるようになるべきなのです。※もちろん、状況に応じて外に任せるという手法はとても有効ですし、私もそのような仕事をしています。

自分たちの会社のことは自分たちでできるようになるべきであり、自分たちで考えて実行するからこそ、自信につながるんです。自信がつくと、未来作りにまで良い影響があります。

わたしはこのような考え方を元にサポートをしてきましたし、これからも同じ考えの上でサービス提供をしていきます。もちろん必要なタイミングで私が代打することもありますし、伴走して一緒に取組をすることもたくさんありますし、現在もそのようにしています。

自信に満ち溢れた社会を作ることが出来たらとてもうれしいです。