不眠やインスリン抵抗性の増加「プロゲステロン・スティール」
2021年に順天堂大学が「筋肉量が少ない女性は遊離脂肪酸が多く食後高血糖になりやすい」という研究論文を発表しました。遊離脂肪酸はインスリン抵抗性を上げる働きがあり、機能性低血糖症を発症させます。
私は日に日に弱っており、少し運動するだけで異常に疲れてしまいます。そのため筋肉量も日に日に減っております。そして最近、食後に頭痛や異常な倦怠感を感じるようになりました。
個人的には、私は、この低血糖症と、そこから来る不眠によるコルチゾールの分泌の問題が複合した結果、現在のような心身症が現れたのではないかと考えています。どちらも影響し合うことで悪循環を作り出しているのではないかと考えています。
また、私の片頭痛や月経困難症とも深く関わりがあることが分かりました。コルチゾールが減るとプロゲステロンの量が減ります(プロゲステロン・スティールと呼ぶそうです)。プロゲステロンもエストロゲンもインスリン感受性を高める作用がありますので、ホルモンバランスを崩し低血糖や片頭痛を起こしている可能性があります。
コルチゾールとエストロゲンとインスリンが悪循環を生み出して、私の心身症は存在していると考えています。治療のためにはまず低血糖にならないことが大切なのかなと思います。そうすることで遊離脂肪酸を減らし、反応性低血糖症を治していき、そして、代謝を上げ、有酸素運動を行い、また、筋肉も少しずつ回復させ、体内リズムをしっかりつけて、コルチゾールを増やしていくことなのだと思います。薬を処方される事はありませんでしたので、地道に体質を改善していきたいと思います。