1
/
5

学生時代に頑張ったこと

周囲との関わりにおいて「相手が求めている物を考える事」に注力しています。私は、アメリカ留学中に、日本に興味のある学生と交流し、日本を客観的に見たいという思いから、日本語ライティングチューターとして働いいていました。週に1回30分という短い授業時間の中で、「正しい日本語の使い方を教える事」を一番に心がけました。取り組みの中で最も難しかった事は、無意識に使っている日本語を言葉にして説明する事でした。最初は、私が説明しても、生徒は、間違いを受け容れるが、根本的に理解できてない様子でした。そこで私は、外国語を学ぶ彼らにとって必要なのは、正しい答えではなく、間違っている理由を教える事だと気づきました。そのため、間違いを指摘する際に、彼らが書いた文章を英文に訳し、自分のミスに気付いてもらえるように説明しました。その結果、生徒も自発的に質問してくれるようになり、訂正箇所が格段に減ってことを感じました。私の長所である、人を尊重する姿勢が、相手の気持ちに答えることにつながったと思います。他人に理解してもらえないという経験から、他者と自分との違いを認め、理解する姿勢を身につけることができました。就職後も、他者と関わる時にこの力を発揮したいです。

(写真は留学先の大学の休み時間の様子です。三月の上旬に撮りました。生徒が毛布を持ってきて芝生の上で寝ている姿が印象的でした。この後すぐにCOVIDー19の影響で、帰国を余儀なくされましたが、アメリカ留学中の経験はとても有意義なものでした。)