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高田探偵の人と成りインタビュー

父親の代から探偵一家として英才教育を受けて育つ。その後、父親の会社に従事し、調査員として稼働。後継者として、株式会社LASコーポレーションを創業し現在に至る。

——— 高田さんが「解決」にこだわり始めたきっかけを教えてください

今まで、数多くのお客様の悩み・問題・トラブルを見聞きするたびに、聞くに偲びない辛い事情、悩み、苦しみ等実に様々な状況と対峙し続けてきました。
その度、「きっと、もっと良い解決策があるはずだ」そう心を痛めてまいりました。
近年、探偵社も急増しており、消費者サイドからすると、どこを選んだらいいのか、全くわからないような状況であることとは周知の事実です。

そして納得のいかない調査であったり、何も解決できないまま放置されたりと、結果、悩みを解決するどころか、かえって路頭に迷ってしまったり、ただ泣き崩れるだけで解決には全く至らず、泣き寝入りで終わってしまうような自体が多発しているのが現状です。

ですから、従来の探偵・興信所のままでは、「納得のいく解決には至らない」というのが本当のところなのです。そこで私はある決断に至りました。

「とにかくお客様の悩みやトラブル解決に、徹底的に向き合っていこう。」

その為には、お客様の人生そのものを知る必要があると確認し、「目先だけの調査契約」というものから、自らを遠ざけたのです。

——— お客様との関わりで何が変わりましたか?

「解決」にこだわり始めてから、相談の目線と姿勢が、大きく変わりました。
以前は、企業としての調査能力の信頼性、安心度・信用性等に重きを置いて説明させていただきました。

今は、お客様目線で、相談内容の根幹を事細かくお聞きしたり、どのような経緯で今回の事態に至ったのか等、お話をヒアリングし、サイゼの解決とは何かという点にターゲットを絞り込みながら、心の耳を傾けて、お話を進めさせていただくようになりました。

過去、私は企業イメージを前面に押し出した営業に重きを置いてきました。
でも、それは大きな間違いであると反省しました。

企業ではなく、「人」であると気づきをいただいた瞬間でした。
自分が変わった後、お客様の対応に劇的な変化が見られました。
他業種においても言えることだと思いますが、こと探偵業においては、信頼関係は自ら提示し、時間をかけて構築していくものと思っていました。しかし今は、「高田さんは、熱い人だから、必ず解決してくれると信じてますよ」。
そんなありがたいお言葉をいただけるようになりました。

——— 広告やWEBでよく見かける無料サポート(無料アドバイス)についてどうお考えですか?

時々、調査の依頼はされず、無料サポートのみを目的で来社される方もお見えになりますが、弊社ではこの無料サポートのみのご相談だけというカテゴリーはございませんので、そのような内容の方はお受けしておりません。

ご相談は、ご相談として当然アドバイスは差し上げておりますが、調査はあくまでも調査として有料となります。無料アドバイスのみですと、状況も一方的になってしまい、偏った判断になりがちになり、責任を持って執り行なえなくなり恐れがあります。
無料サポートと言えば聞こえが良いように感じられますが、それは単なる「客引き」のキャッチフレーズでしかなく問題解決とは程遠く、責任のない「形だけのもの」に過ぎません。

——— 今後の高田さんの目指す探偵像をお聞かせください

お客様の皆様にお伝えしていることは、「私どものような、探偵・興信所とのお付き合いは人生で一度あるかないかにしてください」とお伝えしています。

しかしながら、人生いろいろあります。問題を抱えてどうしたらいいのか八方塞がりの時もありでしょう。ご自身では解決できない難問に突然遭遇してしまうのも人生。そんな時、お役に立つのが私たち探偵業です。 皆様の人生の裏方ではありますが、これも一つの出会いであり、ご縁だと信じて疑いません。相談に来られたお客様に私たちができることは、本来のその人らしい笑顔を呼び戻すこと。そして、その「笑顔の着地点」としてイメージし、そのために全力でバックアップし、問題を解決することこそが私たちの使命なのです。
数年後、いつかまた会った時に「高田さん、私元気で頑張ってるよ」そんな笑顔をイメージしながらいただいたご縁を大切にし、ここの仕事を精一杯頑張っています。ただ単に「ありがとう」と言われたいのではありません。 お客様の笑顔に出会えた時こそ、心から震災できる探偵業としての使命を果たせた瞬間だと思っています。人生の裏方役で、陰から暖かく見守り、本当の意味での「あなたの人生のサポーター」という探偵しであり続けたいと思います。