人生は、頼れる先が増えるほど自由になる
人生は、頼れる先が増えるほど自由になる
私はよく社員や仲間に、こんな話をします。
「人生は、頼れる先が増えるほど自由になる。」
一見すると、
自立とは「誰にも頼らないこと」のように思われがちです。
しかし、私はまったく逆だと思っています。
自立とは
頼れる先を増やし続けることです。
なぜそう思うのか。
それには、私自身の原点があります。
18歳まで施設で暮らした私の原点
私は先天性の障害を持って生まれました。
幼少期から18歳まで、
病院と学校が併設された施設で生活していました。
そこでは、日々の生活の多くが決められています。
何時に起きるのか
何時に食事をするのか
どこへ行くのか
自分の意思で選べることは、
それほど多くありませんでした。
もちろん、そこには支援してくれる人がいます。
先生や職員の方々は、真剣に私たちを支えてくれていました。
しかし、子どもながらに感じていたことがあります。
それは
「世界がとても狭い」
という感覚でした。
一台のパソコンとの出会い
そんな私の人生を変えたのが
13歳のときに出会ったパソコンでした。
教室に置いてあった、
たった一台のパソコンです。
その画面の向こうには
それまで知らなかった世界が広がっていました。
情報があり
人がいて
社会がある。
そのとき初めて思いました。
「もしかしたら、世界はもっと広いのではないか」
と。
パソコンは、
身体の制限を越えて社会とつながることができる道具でした。
それは私にとって
ただの機械ではなく、
「新しい頼れる先」
だったのです。
施設を出て、社会へ
18歳で施設を出て、
私は地元の多治見に戻りました。
それまでの環境とは大きく違います。
施設の中では
障害があることは当たり前でした。
しかし社会に出ると、
それを一から説明しなければならない。
理解されないこともあります。
不安もありました。
それでも、私は決めていました。
「障害を言い訳にはしない」
と。
そして22歳のとき、
デザイン事務所として起業しました。
起業して気づいたこと
起業して分かったことがあります。
それは
人は一人では生きていけない
という当たり前のことです。
仕事を依頼してくれるお客様
一緒に働く仲間
応援してくれる人
多くの人との関係の中で、
事業は成り立っています。
そのとき改めて気づきました。
人生を自由にしてくれるものは
「お金」でも「地位」でもなく
頼れる先の数
なのだと。
自立とは、孤立ではない
世の中ではよく
「自立しなさい」
と言われます。
しかし私は
自立とは孤立ではないと思っています。
誰にも頼らずに生きることが
自立なのではありません。
人とつながり、
頼れる先を増やし続けること。
それが
本当の意味での自立だと思います。
C-POWERグループの使命
私がC-POWERグループをつくった理由も
ここにあります。
私たちのミッションは
頼れる先を増やし続けて自立する
ことです。
もし社会の中に
必要な仕組みが存在しないなら
自分たちで創る。
福祉事業も、
クリエイティブ事業も、
教育事業も、
すべては
人の可能性を広げること
につながっています。
“やってみたい”と思った瞬間に挑戦できる世界
私たちが目指している社会があります。
それは
“やってみたい”と思った、その瞬間に挑戦できる世界。
挑戦する機会は
誰にでも平等にあるべきだと思っています。
しかし現実には
環境
経済
障害
地域
さまざまな理由で
挑戦の機会が少ない人がいます。
だからこそ
頼れる先を増やすこと
が必要なのです。
人生を自由にするもの
私はこれまでの人生で
確信していることがあります。
それは
人生は、頼れる先が増えるほど自由になる
ということです。
人とのつながり
仕事の機会
学びの環境
それらが増えるほど、
人生の選択肢は広がります。
そして選択肢が増えるほど
人は自由になれるのです。