「やりたい仕事が分からない」
「自己分析をしているけれど、結局自分が何に向いているのか分からない」
「会社が多すぎて、何を基準に選べばいいのか分からない」
就職活動をしていると、そんな悩みにぶつかることがあります。
今回取り上げたいのは、就職活動をテーマに描かれた漫画『銀のアンカー』。
作品の中では、自己分析、企業説明会、OB訪問、エントリーシート、面接など、就活に関するさまざまなテーマが描かれています。
ただし、作品が発表されたのは今から十数年以上前。
現在はオンライン説明会、Web面接、SNS、口コミサイト、スカウトサービスなどが普及し、企業と学生の出会い方も大きく変化しました。
そのため、作中のテクニックをそのまま現在の就活に当てはめるのではなく、今回はその奥にある、
「就活にどう向き合うか」
という部分について考えてみます。
「やりたいこと」が分かるまで、動かない?
就活を始めると、まず「自己分析をしましょう」と言われます。
もちろん、自分自身について考えることは大切です。
ただ、机の上で自分と向き合い続ければ、ある日突然「これが自分の天職だ」と答えが出るとは限りません。
『銀のアンカー』でも、自己分析だけではなく、企業へのアプローチや面接、企業研究など、実際に行動していく過程が描かれています。
これは、今の就活にも通じる考え方だと思います。
説明会に参加して初めて知る業界がある。
社員の話を聞いて、仕事へのイメージが変わる。
選考を受けて、自分が大切にしたい条件に気づく。
「違う」と感じることだって、大切な発見です。
つまり、
自己分析 → 行動
だけではなく、
行動 → 発見 → 自己分析 → 次の行動
という順番があってもいい。
就活は、考えてから動くものというより、動きながら考えを深めていくものなのではないでしょうか。
会社を「知名度」だけで見ない
企業を探していると、どうしても自分が知っている会社に目が向きます。
普段使っている商品を扱っている。
CMを見たことがある。
名前を聞いたことがある。
もちろん、それも企業を知るきっかけです。
ただ、就職先を考えるのであれば、もう一歩踏み込む必要があります。
その会社は、誰にどんな価値を提供しているのか。
自分が入社したら、実際に何をするのか。
若手にはどんな役割が与えられるのか。
どんな人が活躍しているのか。
どんな環境で成長できるのか。
作品の中でも、企業説明会だけで企業を判断することへの問いかけや、企業をより深く知るための行動が描かれています。
今なら、その方法はOB・OG訪問だけではありません。
採用サイトを見る。
Wantedlyの記事を読む。
説明会で質問する。
社員と話す。
SNSを見る。
選考の中で疑問を聞く。
情報を得る手段が増えたからこそ、企業から与えられる情報を待つだけではなく、自分から知りに行く姿勢が重要になっています。
自己PRは「すごい経験を探すこと」ではない
就活で多い悩みの一つが、
「自分にはアピールできるものがありません」
というものです。
全国大会に出た。
起業した。
海外留学をした。
そんな経験がなければ自己PRができないと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、採用する側が知りたいのは、肩書きだけではありません。
たとえば部活動なら、
なぜその競技を続けたのか。
苦しい時期にどう向き合ったのか。
チームの中でどんな役割だったのか。
目標に対してどんな行動をしたのか。
そこには、その人の価値観や行動特性が表れます。
アルバイトでも、ゼミでも、日常の経験でも同じです。
重要なのは、
「何を経験したか」だけではなく、「そのとき自分がどう考え、どう動いたか」。
自分自身を理解するとは、無理に特別な個性をつくることではありません。
自分がこれまで取ってきた行動から、自分らしさを言葉にしていくことだと思います。
面接は「正解を当てるゲーム」ではない
面接を受けると、
「あの質問には、何と答えるのが正解なんだろう?」
と考えてしまうことがあります。
しかし、すべての企業に通用する一つの正解があるわけではありません。
企業によって、求めている人材も違います。
大切なのは、「正解らしい答え」を暗記することより、
自分はなぜそう考えるのか。
なぜその会社に興味を持ったのか。
これまでどんな選択をしてきたのか。
それを、自分の言葉で相手に伝えられること。
そして、うまくいかなかったときには、
「どこが伝わらなかったんだろう」
と振り返ることです。
『銀のアンカー』には、面接や自己PR、エントリーシートなど、選考を突破するためのさまざまな場面が登場します。
でも、今の就活で特に大切にしたいのは、テクニックを覚えること以上に、一回一回の経験から自分の伝え方を改善していくことです。
「内定をもらうこと」をゴールにしない
就活をしていると、
何社内定を持っているか。
いつ就活を終えるか。
周りはどこに決まったか。
そんなことが気になってしまう瞬間があります。
でも、就活の本当のゴールは、内定通知を受け取ることではありません。
その会社に入って、働く。
そこから社会人生活が始まります。
だからこそ会社を選ぶときには、
「受かりやすいか」だけではなく、
「ここで自分は何を経験したいのか」
「どんな自分になりたいのか」
まで考えてほしいと思います。
SFIDA Xが、就活生に伝えたいこと
SFIDA Xでは、学生の皆さんに最初から完璧なキャリアプランを求めているわけではありません。
「10年後までやりたいことが決まっています」
という人ばかりではないと思います。
それよりも私たちが大切だと考えているのは、
自分で考えること。
まず行動してみること。
分からなければ知ろうとすること。
経験したことを振り返ること。
そして、次の一歩につなげること。
SFIDA Xにも、
若手から挑戦したい。
早く成長したい。
成果を出せる人になりたい。
新しいことに挑戦したい。
そんな人が成長できる環境があります。
ただし、環境が人を自動的に成長させてくれるわけではありません。
チャンスがあったとき、自分から手を挙げる。
分からないことがあれば聞く。
フィードバックを受けたら行動を変える。
その積み重ねが、自分の可能性を広げていきます。
方法は変わっても、就活の本質は変わらない
『銀のアンカー』が描かれた時代と、今の就活は違います。
情報量も違う。
企業との出会い方も違う。
選考方法も違う。
だから、昔の就活方法をそのまま真似する必要はありません。
でも、
自分を知る。
会社を知る。
行動する。
失敗したら振り返る。
そして、自分で進む道を選ぶ。
この部分は、今も変わらないのではないでしょうか。
就活で最初から完璧な答えを持っている必要はありません。
まず、一社調べてみる。
説明会に参加してみる。
社員に質問してみる。
興味のある会社にエントリーしてみる。
その小さな一歩から、自分の就活が動き始めます。
考えているだけでは、分からないことがある。
動いたからこそ、見えてくるものがある。
あなたは、就活を通してどんな自分を見つけたいですか?
ぜひカジュアルにお話ししましょう!