【おすすめ本】夏目漱石「こころ」
「私」が「先生」と出会い、「先生」との交流、先生の過去のことを聞くという三人称一視点の物語です。
高校の授業に登場するほど、日本で一番有名な小説と言っても過言ではありません。
どこかで目にしたこともある人は多いのではないのでしょうか。
物語的には派手ではありませんが、「先生」の心情描写が深く描かれています。
普段感じている人間の奥底にある感情を言葉に表しているので、とても考えさせられる作品です。
おすすめポイントは、「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」というフレーズです。
自分の人生の中の教訓となっています。何事にも現状維持ということは存在せず、現状維持は下降の一途です。常に考え続け、動き続けることが大切なのだと教えてくれました。