こんにちは。
ナレッジビーンズで採用を担当している山野です。
前回は、「開発がやりたい」と自分の思いを伝えたことが、エンジニア人生の転機になった話を書きました。
今回は、開発エンジニアとしてさまざまな案件を経験する中で感じた、「学び続けること」について書いてみたいと思います。
▍C言語を覚えればいい、という話ではありませんでした。
開発へ異動して最初に携わったのは、テレビチューナーの開発でした。
もちろんC言語の知識は必要です。でも、それだけでは仕事になりません。
テレビ放送の仕組みや放送規格まで理解して、初めて設計や開発ができるようになります。
覚えることの多さに圧倒されながら、毎日必死に勉強していました。
設計書を書いてレビューに出すと、多くの指摘を受けることもありました。
悔しい思いもしましたが、リーダーや先輩は「なぜそう考えるのか」を一つひとつ丁寧に教えてくれました。
そして、このとき学んだ放送規格の知識はその後テレビ開発に携わったときにも役立ちました。
▍悔しい思いをしたことも、一度や二度ではありません。
その後は、ビデオカメラやデジタルカメラ、一眼カメラ、テレビなど、さまざまな製品開発に携わりました。
子どもの頃から好きだったメーカーの製品開発に関われたことは、本当にうれしかったです。
一方で自分の技術力の未熟さを痛感することも何度もありました。
ビデオカメラの開発では、帰り道に悔しくて涙を流したこともあります。
それでも、不思議と「エンジニアを辞めよう」と思ったことはありませんでした。
もっと理解したい。
もっとできるようになりたい。
その気持ちの方が、ずっと大きかったからです。
▍新しい案件は、一から勉強です。
新しい案件に携わるたびに、新しい技術や業務知識を学ぶことになります。
毎回、一から勉強です。
でも振り返ってみると、それまで学んできたことが無駄になったことは一度もありませんでした。
総合テストで学んだ品質への意識。
レビューで教わった設計の考え方。
分からないことを自分で調べ、周囲に聞く姿勢。
テレビチューナー開発で学んだ放送規格の知識も、その後のテレビ開発で役立ちました。
新しい案件では、また一から勉強することになります。
でも、その「一から」は、本当の意味でのゼロではありません。
これまで積み重ねてきた経験があるからこそ、新しい技術も少しずつ理解できるようになります。
振り返ってみると、それがエンジニアという仕事の一番面白いところなのかもしれません。