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7/16 ヲタク百まで古忘れず アニメ編

Photo by Gracia Dharma on Unsplash

こんばんは、あるいはこんにちは。

にじさんじとメメントリさんによる「にじントリ魔女祭」昼の部は長尾景氏視点、夜の部は黛灰氏視点で楽しんだ伊藤香澄です。

黛灰さんの活躍ぶりで生まれたハッシュタグ「#黛灰を止めろ」がトレンド入りするも、快進撃は止まらなかったのは今日2戦中、最高の取れ高だったのではないでしょうか?

7月16日、東京は雨。

湯船に無性につかりたくなる今日この頃。

さて、今日はヲタルーツはアニメについて。

これまで見たアニメを挙げるときりがないので「きっかけ」と「いくつか思いついたアニメのいいところ」にしようかと。

後者については先日アンケート回答用で用意したものがあるのでそれをコピー&ペーストでお送りします。

では早速行きましょう!


【アニメとの出会い】

幼少期:

カードキャプターさくら、ふたりはプリキュア、ポケットモンスター(初期シリーズはCATVで、リアルタイムはアドバンスジェネレーションから)etc...

深夜アニメ:

未来日記、WORKING!!

CATVは「フィニアスとファーブ」も好んで見てましたね。


今の「好き」に繋がるきっかけとしてはこんなところ。

深夜アニメを見始めたすべての始まりは「未来日記」なんですが、番組表やネット・雑誌で知ったのではなく、母が池袋で貰った漫画の試し読みでアニメ化を知ったのが理由。

小4・小5頃の自分には題材のデスゲーム、キャラクターの振れ幅、アングラさなど、刺激物にもほどがあるだろうという作品でした。どうしてこれでアニメ沼に入門してしまったのか、なぜ最後まで見届けられたのか、答えはおそらく「面白かったから」「格好良かったから」に尽きるでしょう。

戦闘描写が素晴らしいアニメ・漫画・ドラマが好きなのは根っからということですね。


【見たアニメの好きなところ(一部)】

・アニメ「はたらく細胞」シリーズ

原作漫画では説明のために文字数が多く、読みづらさを感じていたところを映像化によって処理しやすくしていた点。

・アニメ「SHIROBAKO」

アニメ制作業界の忙しさが、見ていて嫌にならない程度に詳細に描かれている点。


・アニメ「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」

1話完結で主人公の成長を見守るタイプの話や、オムニバス、群像劇が好きだったため。
絵が美しく、劇伴に弦楽のものがありストーリーや映像にマッチしていた点。

・アニメ「BLEACH」

原作の本編・カラーイラストなどのお洒落な雰囲気をオープニング・エンディングの映像・音楽に落とし込んでいた点。

・アニメ「ヨルムンガンド」「血界戦線」「鋼の錬金術師」

キャラクターのバックボーンがきちんと描かれており、敵であっても好きになれる点。
戦うおじさんや強い女性が登場し、活躍する点。
いわゆる「ドンパチ」がかっこいいだけでなく、残酷さを含んで描かれている点。夢だけを与えるわけではない作品に魅力を感じます。

・アニメ「勇者、辞めます」

ネットフリックスより。
「小説家になろう」や「カクヨム」などで流行りの「追放もの」かと思って視聴したら、マイルドな「職場改善もの」と「人外の感情獲得」がメインであることに新鮮さを感じた点。
自身の振る舞いの反省やコミュニケーション上手の原理を学ぶことができ、一種のテキスト的な作品に感じた。


・アニメ「天才王子の赤字国家再生術」

同じくネットフリックスより。
サムネイルやカーソルを合わせたときに流れる映像の出来の良さに感心した点。
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」アニメ化時の期待感から拍子抜け(作画、映像の粗さ)した経験を上書きするような、ライトノベル・ネット小説出身作品に対する映像化時の描写工夫(作画のクオリティを維持しつつも、重要な場面を除く各所各所で力を抜いている)を感じました。
第一話オープニング前、最初にタイトルロゴが登場するまでの動画は個人的にスタッフの作業量が気になりました。3Dで城とロゴを配置した空間でキャラクターの絵を動かし、それとカメラ移動を組み合わせた作品は新しいわけではありませんが、素人目には良いつかみに見えました。
女性キャラクターが多いのは作品ジャンルの傾向、「俺TUEEEEもの」が男性向けであるためと言えるので理解できます。男性受けを狙った、露出多めの官吏らしからぬデザインですが、そこまでリアリティを求める作品ではないためこちらも梨衣愛出来ます。
斉藤壮馬さんと高橋李衣さん、東山奈央さんの演技がセリフに合っているうえ、アニメではなく一つの舞台を見ているかのような感覚をおぼえました。


・西尾維新作品(「物語」シリーズ、「めだかボックス」)

映像・漫画問わず西尾維新作品特有の演出に好感を覚えるため。
アニメの「物語」シリーズは原作小説が存在しますが、小説でテンポよく行われる言葉遊びやたるみのない文章が制作会社であるシャフトの作風とマッチし、原作の魅力を損なうことなくアニメ化に成功していると言えます。


ACCA13区監察課も大好きです。2次元ベースの舞台を初めて見に行こうと思わせた作品。こちらの感想もコピペで持ってこられるのですが、たまには本文が長くなってもいいでしょうか? 


自分のブログですし、たまにはいいですよね。よし、貼ろう。


・舞台『ACCA13区監察課』

以下の点に魅力を感じています。


① 原作漫画及びアニメ版との差別化がうまい点

 舞台化の告知が公式Twitterや誌面であったことや、舞台化がアニメ放映後であることから、【観客=ファン】だと言えます。そのため、チケットの抽選に申し込み、当選し、実際に足を運んだ人々に対して目新しさを与えることは必須でしょう。この「目新しさ」が「原作との差別化」です。
 私がとくにそれを感じたのは冒頭の演出です。ネタバレを含むため予めご了承ください。
 原作は主人公・ジーンが13ある州に抜き打ち監査へ行くなか、王国の継承権や乗っ取りを含んだ陰謀に知らず知らず巻き込まれるという話です。理由は彼の亡き母親が王族だったため。頻繁に登場するジーンの親友・ニーノは監視役兼護衛として近づいたものの、最終的にはジーンにすべてを打ち明けたうえで、友でいることを選びました。
 つまり、原作では読者・視聴者はジーンと同じ「裏の動きを知らない側」の視点でした。それに対し、舞台版では観客はニーノの、「裏の動きを知っている側」の視点で設計されています。ここに「差別化」があります。
 ここで、先ほど挙げた「冒頭の演出」が出てきます。舞台の開幕はジーンではなく、スポットライトで照らされたニーノのモノローグで始まるのです。しかも、原作では葛藤がありつつも比較的冷静に描かれていた彼は、「ジーン お前は気付かない」というセリフを一気に、かつスリルを楽しむギャンブラーであるかのように、言い切りました。セリフ自体は落ち着いた風に見えますが、実際は約1秒に収まるほどです。腹の底から発されたこのセリフが、どんなACCAが観られるのだろう、と浮き立つ心を暗転でさえぎられた観客を一気に惹きつけたと言える演出だったと言えます。
何度か述べているように、観客は原作を知っている前提ですから、わざわざ舞台で世界観の解説やストーリーの詳細な展開をする必要はありません。それゆえ、つかみの時点で「この舞台はあなたたちの知らないACCAである」と示した演出が、原作に対する差別化のうまさがありました。


② 会場の構造を活かしていた点

「実際に観に来る価値を持たせること」は、原作の存在する舞台・映画作品に必要な要素です。なぜなら、チケット代や交通費によってはDVDや配信で満足することを選択するファンがいるためです。
ACCAはこの課題を「会場の活用」によって解決していると考えられます。会場の品川プリンスホテルクラブexは多目的ホール的な構造のため、緞帳はおろか定位置の舞台・座席もありません。ここには「演出のための舞台づくりができる」、「観客との距離が近い」という強みがあり、ACCAはそれをものにしたと言えます。
前者の強みは、上下の奥行を作ったことが挙げられます。「上下の奥行」についてですが、これは単に壁を高くするのではなく、舞台自体に2階部分を設置していました。1階は通常通り客席に対して1段高く、2階は各州にあるACCA支部の制服が並ぶ壁と中央のロフトで構成されています。
実際に演者が動くのは1階部分で、1階の人物を見下ろす場面でのみロフトに演者が登場するようになっています。
後者の強みは、演者が観客席の後方から横を通って舞台へ上がる演出が挙げられます。この演出は広い劇場だとタイムキープや位置につくまでの移動経路を詰める必要がある点、観客の意識が一番見てほしいところから逸れやすい点、マイクを使わないと音量が足りない可能性があるが音響の負担が大きくなる点などの課題があり、実践するには難しいと考えられます。
上記2点がとりわけ魅力を感じた理由ですが、以下の点も挙げられます。

③ 当日の物販で、作中で登場したベーカリーのパンを販売することで、世界観に浸ってもらえるようにしていた点

④ 演者のクオリティが高い点


以上、アニメ編でした。

好きなアニメは出てきていないもの、主題歌だけ知っているものなどがあるのでまだまだあると思います。

今書いている間にもペルソナ4・5や弱虫ペダル、かぐや様は告らせたいが思い浮かびましたからね。


長文をお読みいただきありがとうございました! また明日の更新でお会いしましょう!