人生の方向性に悩むあなたへ。読書・書き出し・コーチングで“理想の人生”を明確にする3ステップ
矢内綾乃です。
現在、オーガニック・エシカル専門店の運営をはじめ、独立支援事業、エンジニア支援事業、人材支援事業、宇宙サービス事業など、幅広い領域で多角経営を行っています。
社会人3年目になると、仕事に慣れて成果も出始めます。その一方で、ふと 「このままでいいのかな?」 と立ち止まる瞬間があるかもしれません。
転職か、結婚か、思い切って海外に挑戦するか。
何かを変えたい気持ちはあるのに、どの方向へ進めばいいのか分からない。そんな“もやもや”を抱えている方にとって大切なのが、自分にとっての「理想の人生」とは何かを明確にすることです。
今回は、そのヒントになる3つの方法をご紹介します。
読書で願望と未来の可能性を広げる
人は、知らないものを望むことはできません。
たとえば、エメラルドグリーンの海が広がるグアムやモルディブの映像を見て初めて、「こんな景色をこの目で見てみたい」「ラグジュアリーな水上ヴィラで過ごしてみたい」と胸が高鳴ります。もし存在すら知らなければ、そんな願望は芽生えようがありません。
同じように偉人の生きざまに触れたり、「常識」を覆す思考を知らなければ、自分の中に眠る可能性や将来の理想像に気づくことも難しいものです。
だからこそ 読書で自分の価値観や世界観を広げることが大事です。
「こんな働き方もあるのか」
「私もこういう人になってみたい」
「このスキルを身につければ夢に近づけそうだ」
といったインスピレーションが湧き上がり、自分の内側にある“願望の地図”が一気に拡大します。結果として、これまで視界に入らなかった進路や生き方の選択肢が見え、理想の人生を設計する材料が格段に増えていくのです。
紙に書き出して思考を整理する
頭の中だけで考えを巡らせていると、同じ疑問や不安が堂々巡りしがちです。そこで力を発揮するのが 「書く」というアウトプット。ペンと紙(あるいはノートアプリでも構いません)に思いを吐き出すことで、散らかった考えが一気に整い始めます。
特におすすめなのは、「願望を100個書き出す」というワークです。最初の30個くらいは比較的多くの人がスムーズに書けるかと思います。
しかしその先はなかなか出てこない、ということはよくあります。
現代の教育や社会の風潮からか、私たちは「失敗しないように」「周りの常識に合わせるように」という思考に慣れ過ぎていて、望むこと自体にブレーキをかけやすいと感じます。
私自身も最初は「こんな願望、書いてもいいのだろうか」と戸惑いました。しかし、頭をひねりながら書き続けていくと、自分でも気づかなかった本音や、心の奥底にある想いが浮かび上がってきます。
「こうなりたい」「こんなことをしてみたい」という気持ちを可視化することで、自分の思考が整理され、理想の人生像が少しずつ明確になってきます。
コーチングで自分の中の答えを引き出す
ここまで読書と書き出しで得たヒントを「行動計画」に落とし込むうえで、最後に大きな力を発揮するのが コーチング です。
コーチングは 単にアドバイスや指導を受ける場 ではなく、資格を持ち、トレーニングを積んだコーチとの対話を通じて、自分自身の想い・価値観・潜在的な欲求を引き出し、言語化していくプロセスです。
実際にコーチングを受けた人の多くが、「自分は本当は何を望んでいるのか」「なぜその悩みが生まれているのか」に気づけたと話します。コーチとの対話は、一人では得られない視点やヒントをもたらしてくれるのです。
さらに、理想の人生をすでに明確に描き、実現している人と直接話すことも大切です。そうした方々は 理想の人生をどう具体化し、どのような行動で実現してきたのか を経験として知っています。その経験談に耳を傾けることで、あなたの理想の人生はより鮮明になり、実現へのイメージと可能性が大きく広がります。
理想の人生を“自分の手で描く”
人生には、つい「なんとなく」で過ごす時期があって当然です。けれど 「このままでいいのか」 と立ち止まった瞬間こそが、変化を起こす絶好のタイミングです。
・読書 で知識と願望の幅を広げる
・書き出し で思考を整理し、自分の本音に気づく
・コーチング で理想を言語化し、未来への一歩を踏み出す
この3つのステップを重ねれば、あなたの理想の人生、生きる目的、そして進むべき方向性が自然と輪郭を帯びていくはずです。
変化を望むなら、まずは小さくても行動を。
あなたの前進に、少しでもお役に立てれば幸いです。