スタートアップの“仕組み”をつくる、静かなエンジン
最初のターニングポイントは、IT系出版社での経験です。
グループ経理部に配属され、連結決算やERP導入を推進し、上場を実現。上場はゴールではなく、「会社の仕組みが社会に認められる」という証明。管理部門にとっても大きな責任が伴います。この経験が、私のキャリアの方向性を決定づけました。
その後も、バイオベンチャー、医療機器関連企業など、数社で上場準備・管理部門の整備を任されました。うち1社では取締役としてJASDAQ上場を牽引し、上場後も関連会社複数社の管理・経営に携わるなど、組織の中枢でマネジメントを経験。資本政策、労務管理、ガバナンス構築。経営層との連携、監査法人・証券会社との折衝、それらを「現場の責任者」として積み重ねてきました。
さらに、自ら不動産業を立ち上げて宅建業免許を取得し、経営者としての視点も体得しました。
50代に入ってからも、ディープテック系スタートアップで管理部長→内部監査室長を歴任し、最新のIPO基準に即したJ-SOXや内部統制にも対応。
そして現在、私はAI×建設領域のスタートアップで、管理部門全般を統括しています。事業のミッションは、「複雑な建設プロセスをデータとソフトウェアで変革する」こと。
私は、その変革を「裏側から支える役割」にやりがいを感じています。
経理や法務は「守りの仕事」と思われがちですが、攻めの管理部門として事業成長をドライブする視点が重要です。
資金調達、規程整備、ストックオプション設計、やるべきことは山積みで、だからこそ面白い。
今後やりたいこと
- 若いスタートアップに「攻めの管理部門」を根づかせたい
- IPOや事業成長を支える「組織のOS」を整える仕事に関わり続けたい
- 経営者やリーダーが「前だけを向ける状態」を裏から支えたい
最後に
私は、管理部門というフィールドで「企業の未来を支える」ことに情熱を持ち続けています。
これまでのIPO経験を活かし、次の挑戦でも「縁の下の力持ち」であり続けたいと思っています。