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私は中学生までは音楽に真剣に取り組んでおりました。クラシックピアノは10年以上続け、中学からはサクソフォンも演奏し始めました。中学の途中から言語に興味を持ち始め、高校では英語や国際教育に力を入れている少人数制のクラスで英語のスキルをあげることや、国際的な時事問題について集中的に取り組んでおりました。そこで出会った先生たちは、世の中な様々な「形」について批判的思考を持ちながらも、一つのことに対し多角的に分析することで様々な考えに理解を示そうとする人たちでした。高校で培った英語力や考え方、および多くの経験は大学に入るためではなく、それ以降の人生を支える柱となっていると自負しております。高校二年の秋にNewYorkへ修学旅行で一週間ほど渡航しました。海外経験は家族旅行でそれまでも何度かありましたが、10代の時に自分の目で見て経験したことは人生で一番忘れがたい経験となっています。一般的に、主張が弱いとされる日本人と主張することが教育で培われているアメリカの人たちと、その違いについても考えるキッカケにもなりました。人それぞれの性格があるので人種で括った全体論的な考えは決して正解ではありませんが、海外に踏み出したことで、日本人である自分を俯瞰しているような気持ちになりました。修学旅行を通して一つだけ確かになったのは、どんな人種や社会ステータスを持っていようとも、優しさや思いやりがある人は常に魅力的だということでした。