株式会社ECODA(エコダ)代表取締役の平間 一也です。
同じ4人家族で、毎月の電気代も近い。そう聞くと、太陽光発電や蓄電池も同じような設備が合うと思われるかもしれません。しかし、家族の人数と電気料金だけでは、日々の暮らし方までは分かりません。
昼間に誰が家にいるのか、夕食の準備は何時ごろか、休日をどのように過ごしているか。こうした違いが、家庭で電気を使う時間帯や、設備に求める役割に関わってきます。
ECODAでは、ご家庭の電力使用状況や住宅の条件、ご希望を踏まえて設備を検討しています。今回は、同じ家族人数でも提案が変わる理由を通じて、当社の提案に対する考え方をお伝えします。
家族の人数は、暮らしを知るための入り口です
家族の人数は、設備を検討する際の参考になります。ただ、人数が同じでも、電気を使う場面はそれぞれ異なります。
例えば、日中に在宅勤務をする方がいる家庭と、家族全員が外出する時間の長い家庭を考えてみます。前者では、昼間にも仕事用の機器や空調などを使うでしょう。後者では、帰宅後の調理や入浴、洗濯などに電気の使用が集中するかもしれません。
これは生活の違いを説明するための比較例ですが、設備の提案を考えるうえで大切な視点です。一か月の使用電力量が近くても、いつ使っているかによって、発電した電気の活用方法は変わります。
株式会社ECODAが確認したいのは、平均的な家庭の姿に加えて、その住まいで実際にどのような生活が営まれているかです。人数という情報から、時間帯や使い方へと確認を進める必要があります。
日中の電気をどう使うかで、考えることが変わります
太陽光発電は、日差しを受けて発電する設備です。そのため、発電する時間と、ご家庭で電気を使う時間の関係を考えることが重要になります。
日中にも電気を使う家庭であれば、発電した電気をその時間に活用することを検討できます。一方、夕方以降の使用が多い家庭では、日中に余る電気をどう扱うかが、設備選びの論点になります。
蓄電池を組み合わせる場合も、容量の数字から選び始めるより、どの時間帯の電気をまかないたいかを整理することが先です。使用量に対して必要な容量はどの程度か、太陽光発電との組み合わせはどうかを確認していきます。
エコダでは、電気料金や使用電力量などを基に、導入前のシミュレーションを行っています。生活時間についての情報も合わせることで、試算の内容をご家庭の使い方と照らし合わせやすくなります。
電気代の節約と、停電への備えでは判断軸が異なります
同じ生活時間の家庭でも、設備を導入する目的が違えば、重視する機能は変わります。
毎月購入する電気を減らしたい方と、停電したときにも必要な家電を使いたい方では、確認すべきことが異なります。もちろん、両方を大切にしたい場合もあるでしょう。その場合には、優先順位と予算の関係を整理する必要があります。
停電への備えであれば、どの部屋で、どの家電を、どの程度使いたいかを具体的に考えます。蓄電池には、停電時に電気を供給できる範囲や、対応する機器などの違いがあるためです。
株式会社ECODAの提案では、容量が大きいという理由だけで判断せず、使いたい場面と製品の機能を結びつけることを大切にしています。目的が具体的になれば、何を比較すればよいのかも分かりやすくなります。
同じ電気の使い方でも、住宅の条件が違います
暮らし方が似ていても、住宅の条件まで同じとは限りません。太陽光パネルを設置する屋根の向きや形状、面積、周辺の建物による影などによって、検討できる計画は変わります。
蓄電池についても、設置する場所や搬入経路、配線などの確認が必要です。希望する容量の製品があっても、実際の住まいに無理なく設置できるかを確かめなければなりません。
ECODAでは、現地調査を通じて、図面や電気の使用状況だけでは分からない条件も確認しています。お客様の希望と、住宅で実現できることをすり合わせるための工程です。
家族人数や電気代が近い家庭に同じ設備を当てはめるだけでは、こうした違いを捉えられません。生活と住宅の両方を見ることが、個別の提案には欠かせないと考えています。
シミュレーションは、提案の理由を共有するためにあります
導入後の試算を受け取ると、電気代がどの程度変わるかという結果に目が向くと思います。ただ、その数字を判断に使うためには、計算の前提も理解していただくことが大切です。
どの程度の発電を見込み、発電した電気を家庭でどのように使う想定なのか。設備の容量や費用と、その使い方がどう関係しているのか。こうした内容が分かれば、提案を受ける側も、自分たちの生活に合うかを考えやすくなります。
株式会社エコダのシミュレーションは、ご家庭で経済的なメリットが見込めるかを確認するためのものです。十分なメリットが見込めない場合には、その結果もお伝えしています。
試算は将来の結果を保証するものではありませんが、判断に必要な条件を整理する役割があります。私たちは数字を示すことと、その数字になった理由を説明することを合わせて重視しています。
暮らしの違いを、提案の違いへつなげる
設備について詳しく調べていると、人気の機種や標準的な容量が気になることもあるでしょう。そうした情報も参考になりますが、ご家庭の条件と照らし合わせる過程が必要です。
家族の人数、電気の使用量、在宅する時間、住宅の状態、停電時に期待すること。それぞれの情報をつなげることで、提案する設備の役割が具体的になります。
株式会社ECODAの代表として、平間 一也が大切にしたいのは、お客様自身が、なぜその設備を提案されているのかを理解できることです。家族で説明を共有できれば、費用や機能についても話し合いやすくなると思います。
同じ4人家族でも、暮らし方が違えば、設備の使い道は変わります。エコダでは、その違いを丁寧に捉え、一つひとつの住まいに合った選択を支える提案を大切にしてまいります。