新年明けましておめでとうございます!
2026年の初夢は、たくさんの会社経営者さんたちと一緒に、日本の古来からの神道の学校に通うものでした。不思議!
2025年は、渋谷の「共に暮す人を家族と思ってみる社会実験」拡張家族・Ciftを飛び出して、宮城県で「災害時に1万人を受け入れる世界最先端のコミュニティ」KIBOTCHAスマートエコビレッジに広報大使&営業担当として参加。そして日本に同時多発的に発足したポスト近代的なコミュニティをフィールドワークしてました。
(文芸批評をwebメディアZinbunに発表。日本近代文学=私小説って、資本制社会を日本に持ち込むためにイギリスから輸入されたものであること。つまり現在の日本人の自我の形は日本の経済圏の形と連動していること。そしてブロックチェーンを活用した次時代の経済圏と、自我の形を探求したことも、私のライフワークにとってとても大きなことだったのですが、今回の記事では主題から逸れるので割愛。)

我らがKIBOTCHAスマートエコビレッジDAO合同会社の設立。宮城県東松島にて

八大龍王が降臨した!? KIBOTCHAスマートエコビレッジの祝祭「縄文NOW」

飲めや歌えの大宴会だった祭りの日。熊本の浮遊街。

この祭りは自分の人生に責任を取れる人しか参加しちゃいけない、と強く感じたBurning Japan.
こんな人文知(?)の世界で生きてきた私ですが、これから大切にしていきたいのは身体知です。イメージは、ローカルな工場で良いプロダクトを作れるまで修行をしたり、地域のお付き合いに営業まわりをしたり、地元の祭りに積極的に参加すること。自転車に乗るように、地域の信頼関係のバランス感覚を身体で覚えること。私は、学年で一番自転車に乗れるようになるのが遅かった運動音痴ゆえ、若干不安ですが、誠心誠意、泥まみれになる覚悟で勉強させていただくしかありません。
なぜこんな考えに至ったのか? きっかけは、我らがKIBOTCHAスマートエコビレッジで、「DAO」や独自の経済圏の運用について学んだからでした。
学びの機会をいただけた、KIBOTCHAスマートエコビレッジには感謝しかありません。
DAOとは?
DAOとは「分散型自律組織」の略で、ブロックチェーン技術を活用した新しい組織の形です。従来の会社のような社長や管理者がおらず、参加者全員がルールに基づいて対等に運営に関われます。意思決定はメンバーによる投票で行われ、その結果はプログラムによって自動的に実行されます。すべての取引や決定がブロックチェーン上に記録されるため透明性が高く、世界中の誰でも参加できるのが特徴です。
Claude AI Opus4.5より
2024年頃からDAO関連の法整備が進んだこともあり、従来のトップダウン型の会社組織に加え、新たな組織の形として、コミュニティ運営やスタートアップ界隈で「DAO」は実験的に運用されるようになりました。
こんな最先端で未来ある、ちょっと小難しくてとっつきにくい「DAO」ですが、私は学んでいるうちに感じたことがありました。
あれ? これ、なんか知ってる。むしろ、なんか懐かしい…。
それは、私の地元・静岡県浜松市の遠州織物の分業体制です。遠州織物には6つの工程があり、それぞれの工程を別々の会社が担当、地域でひとつの遠州織物を作っています。リーダーは不在で、信頼関係で回っています。私の実家は、その中の整理業を担当しています。一度戦争で燃えてしまったので正確にはわからないのですが、大正時代から続く会社です。営業担当やSNSどころか、ホームページすらありません。
●遠州織物の特徴
遠州織物の大きな特徴は、今でも「シャトル織機」と呼ばれる旧式の織機を使用している点です。現代の高速織機と比べると生産効率は低いものの、糸に過度な張力をかけずにゆっくり織るため、柔らかく風合いのある生地に仕上がります。洗うほどに肌になじむ質感が生まれるのはこのためです。
また、先染め(糸を先に染めてから織る技法)による繊細な色柄表現も特徴の一つです。
最盛期に比べると生産規模は縮小していますが、その品質の高さから国内外のアパレルブランドに採用されています。
●遠州織物の分業体制
遠州地方では、一枚の生地が完成するまでの工程を複数の専門業者が分担して行う伝統的な生産システムが続いています。主な工程は以下のように分かれています。
◎企画・デザイン — 生地の設計や色柄の企画
◎糸の準備(撚糸・染色) — 糸を撚り合わせたり、先染めの場合は糸を染める
◎整経 — 織機にかけるために経糸(たていと)を必要な長さ・本数に揃える
◎織布 — 実際に織機で生地を織る
◎整理加工 — 織り上がった生地を洗ったり、風合いを整える仕上げ処理
◎検査・出荷 — 品質チェックと出荷
●「リーダー不在」で成り立つ信頼のネットワーク
この分業体制の興味深い点は、全体を統括するリーダーや管理組織が存在しないことです。各工程を担う業者はそれぞれ独立した経営体であり、誰かが上から指示を出して動かしているわけではありません。
では何がこのシステムを機能させているのかというと、長年かけて築かれてきた業者間の信頼関係です。「この染め屋さんに頼めば間違いない」「あの織り屋さんなら納期を守ってくれる」といった相互の信用が、契約書や管理システム以上に強い結びつきとなって、産地全体を一つの生産共同体として動かしています。
これは日本の伝統的な産地に見られる特徴でもありますが、裏を返せば、一つの業者が廃業したり信頼関係が崩れたりすると、代わりが効きにくいという脆さも併せ持っています。
Claude AI Opus4.5より
きっと、これまでに何千回何万回とPDCAを回し、実際に100年続いてきた組織が、自然と『分散型自律組織』の形になった。2026年・令和時代の『DAO』と相似している。日本のものづくり、遠州織物って、サステナブルが当たり前にある…!
現在、遠州織物は大量生産型の製品に押されて、決して好景気とは言えない状態です。でも、ご先祖様が「これは間違いなく良いものだから次の世代に残そう」と作ったプロダクトと組織。ご先祖様にようやく令和が追いついた…!と思ったら、とてもワクワクしたんです。
ワクワクついでに、ちょっと不思議な体験を置いていきます。大量生産型のテキスタイルに比べて、価格帯が高めの遠州織物。恥ずかしながら、私はこれまで父が世に出した遠州織物の服を、自分から着たことがありませんでした。今回初めて、私は自分でお金を出して、遠州織物のワンピースを購入して着てみました。
すると、身体の緊張がふっと抜けたんです。まさかでした。
いつも某量販店の化繊薄型インナーのヘビーユーザーだった私。着心地の良さとはこういうことか、という驚き。着心地の良さは、数値化やエビデンスどころか、言語化さえ難しい。まさに身体知の世界です。日本のローカル企業の底力、「織り」が良いとはどういうことかを、ぜひ身体で感じていただきたい。


最後に共感しまくった、COTENラジオを置いていきます。
頭がよければ田舎へ行け! ローカルとアトツギに託されし未来
https://www.youtube.com/watch?v=J67ntE1kiEA
●今まで流行ってきた、スタートアップ+VCは「システム」ではなく「シリコンバレーの文化」であり、環境要件(欲求の強い人材、リベラルな地域、資本構造)が揃って初めて確率論的に機能する。日本にシステムだけ輸入しても文化・条件が整わず成果が出にくい。
●では、日本人の特性にあった、成果を出せる分野とは?
=日本企業で働く人が持つ、明確な指示がない状態で動けるやつが優秀だっていう感覚。この指示されずに動くことで価値を出すっていうこと自体が、日本的マネジメントだ。
●実際に日本の文化の中でやっぱり価値を出してるのは、さっき言ったその指示を出されて動くっていう感じじゃなくて。目の前のお客様に喜んでもらうために動いて、パフォーマンスを出してるサービス業とか。いいものを作りたいって工場の1人1人が思って、均質が上がっていく日本の工場とか。
●内発的モラル駆動ですよね。世間感覚で動いてる。共同体感覚みたいなもの。
●内発的モラル駆動をさせるっていうマネジメントとか、その駆動させるための目標設定みたいなのがめちゃくちゃ本当は重要。
●ソーシャルベンチャー的なやつの方が多分頑張れるんだよ。みんなのためになるとか誰かが笑顔になるとか。
●ソーシャル系の事業、社会事業ってやつですよね。これ相当日本人と相性いいと思います。内発的モラルで動きやすいから。
●で、これは今儲からないと思われてるけど、これを儲けるようにできるかどうかっていうのは、本来は僕はね、金融の役目だったと思う。そこに果敢に挑戦すべきなわけ。それが金融の仕事だと思う。できるはずなんだよ、本当は、ブロックチェーンとか色々使ったら。
●ソーシャル系の事業をやるってなった時に。最大の課題は、新しい基準作り。
●つまり利益っていうだけだと、その社会事業っていうのは測りきれないので、新しい基準をあと2、3個用意しないといけないんです。この評価軸っていうのが複合的に加点されることによって。総合判断されるっていう世界に突入しないといけないんです。
●一応補足しとくと、えっと、欧米的な価値観だと、株式会社は利益を出すことが目的だから、評価軸が利益になってるんですね。
●これまでは、この株主にやっぱり利益を還元できるということが最大の価値であるっていう考え方ですよね。これを真似しないといけないっていう感覚になってるのが今の日本。
●つまりその株主以外の顧客とか地域とかにも配慮しないとねみたいな話が出たんだけど、そんなの最初から日本企業はやってる。『三方良し』的なやつね。
●実際は日本っていうのはもっとクローズドな世界だったんで、実際に日本の商習慣っていうのは本当にマルチステークホルダー。めちゃくちゃいろんな人に配慮しないといけないわけ。
●で、それは1つの基準では絶対に測れなかったわけ。それを1つの基準で測らずにどうしてたかって言うと、それぞれのその商売してる人達っていうのが身体感覚のバランス感覚を取ってるわけだよね。これはまるで自転車の乗る時のバランス感覚を取るように身体感覚なんです。言語化したところで、その身体感覚は一部しか説明できない身体感覚。
●同じことが実はソーシャル事業に起こるだろうと僕は見込んでんだよね。つまりソーシャル事業を本気でレバレッジかけた状態でちゃんとできるようにして中長期的なサステナブルな価値を出すっていう状態っていうのは言語で説明できないってことです。
●で、これは元々日本がやってきたスタイルでこのスタイルが濃厚に残っているのがローカルと後継なんです。
●ローカルと後継には未だに自分たちだけ儲ければいいとは思ってないでしょし。そのローカルとか後継の会社っていうのは自分だけが儲けすぎてサプライチェーン破壊してもしょうがないし。地域に嫌われたら終わりなわけですよ。
●で、このしがらみはさっきってように言語知じゃないんですよ。身体感覚なんですよ。っていうことは修行と訓練が必要なんですよ。後継企業の人たちが一番してるはずなんですよ。なぜならば彼らは自分で事業も選んでないし。生まれた瞬間から後継だから。バランス感覚を取ることを英才教育として強要されてる人が多いからです。
●ここでさっき言ったその日本の次のいや、ま、コンテンツビジネス僕はやった方がいいと思うし、色々やった方がいいと思うんだけど、もう1つソーシャル事業っていうのは日本人に僕はすごく向いてると思う。。
●スタートアップ作ろうとか、ユニコーン企業作ろうとかじゃないんの。シリコンバレーなんか今から終わる。
●現状、それがうまくいっていないのは、人材が流入してないから。優秀な人材はそこに行った方がいいのよ。スタートアップとか大企業とかじゃなくて。
●まずだから個人だったり会社だったりにできることは、あ、まず個人からするとそういう業界とかそういう働き方ローカル跡継ぎみたいなところが行けてるってまず思うがまず大事ですよね。
●で、そう言うものを意義と意味としてカウントしながら、この価値にあなたの人生の一部の時間を使うことは意味あるだろうって優秀人材に思わせられるかどうかにかかってるから。
●で、労働者獲得戦争なんで、この後は。労働者を獲得できる人が勝って、できない会社が負けますんで。これ、いたちごっこみたいに見えますけど、労働者さえ獲得、優秀な人間さえ採用できたら、多分事業作れるんですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=J67ntE1kiEA