2年間のCo-LABO MAKERインターンで学んだこと
【2年間で得られた大きな学び】
私はCo-LABO MAKERで、2つの事業開発に携わりました。
1つ目は、大学や企業のラボを提供してくれる“提携ラボ”を増やすプロジェクト。
2つ目は、中古の実験機器・試薬・資材を売買するプラットフォームをつくる“中古売買事業”です。
1つ目のプロジェクトは、最終的にピボットする形になりましたが、
2つ目の中古売買は比較的うまくいき、私の所属も事業開発本部から中古売買事業部へと変わりました。作ったプロダクトのページ↓
中古機器・試薬ならコラボメーカー中古の研究機器・実験装置・試薬をスムーズに検索・比較・申し込み。コラボメーカーは、大学・企業・研究機関向けに特化した、研究reuse.co-labo-maker.com
どちらも、正直ストレッチしまくりの環境でした。
でも、その中で得られた学びは本当に大きく、特に印象に残ったのがこの2つです。
属人性をできる限り排除せよ
これは、中古売買の事業で、とある社員さんから教えていただいた大切な学びです。
管理している、提案可能な中古機器の数が膨大にある中で、
「顧客体験をどう向上させ、商品を分かりやすく見せるか」
というゴールを渡され、施策立案から検証までを1週間で任されました。
私はまず、機器ひとつひとつに独自のコードを振り分け、
そのコードに沿って分類・表示する仕組みを提案しました。
別事業部のインターン生を仮想顧客に検証したところ、評判は良好。
自信満々で定例会議で発表しました。
結果は——「ダメ」。
理由はシンプルでした。
「コードの割り振りルールが複雑すぎて、山村さんにしかできない。
山村さんが休んだら、誰もできないし、事業が止まる。」
その瞬間、ハッとしました。
顧客体験を良くすることばかり考えていて、
事業として回る仕組みを考えられていなかった。
物事を多面的に見られていない自分に気づきました。
当時の精一杯は尽くしたつもりでしたが…。
事業を拡大するフェーズでは、
“本人にしかできないこと”はむしろ悪手で、
誰がやっても同じ結果になる仕組みが必要。
それが、事業の成長に直結する。
そう強く学んだ出来事でした。
事業開発は世界を幸せにできる手段であるということ
これは、中古売買の事業を始めて数ヶ月経った頃に気づいたことです。
初期の中古売買はとてもシンプルで、
「使わなくなった機器を売りたいお客様」と
「中古でも良いから安く買いたいお客様」を見つけ、
その機器を仕入れ、卸値に利益を乗せて販売するというスキームでした。
当時はまだ仕組みが整っておらず、運用のほとんどが人力で行われているような、まさに“0→1”の初期フェーズでした。
そんな中、いまだに忘れられない出来事があります。
私が初めて成立させた、記念すべき1件目の取引です。
売り手のお客様は、
「もう使わないし、捨てるしかないと思っていた機器がお金になった!」
と喜んでくれました。
そして何より、買い手のお客様はこう言ってくれました。
「突然機器が壊れて困っていたから、本当に助かったよ。
Co-LABO MAKERさんがいて良かった。ありがとう!」
その瞬間、今までの努力が報われた気がしました。
たった一人かもしれないけれど、
目の前の人を確かに幸せにできた。
そう思った時、自分自身もものすごく幸せでした。
一歩引いて見ると、この取引は会社にとっても売上に繋がっている。
つまり、売り手も買い手も会社も嬉しい、いわば三方よしの関係が成立したわけです。
その時、心から思いました。
事業開発は、世界を幸せにすることができる手段だ。
利益だけではない。
数字だけでもない。
人を助け、社会を少しだけ良くすることができる。
その学びこそが、私が事業開発を好きになり、将来もこれを続けたいと思った理由の一つです。