NFTの成功モデルNBAのNFTトレーディングカードのビジネスモデル
この1ヶ月間、NFT関連ビジネス立ち上げのため調査を行なってきましたので、そこで一番面白くてワクワクするサービスがあったのでご紹介します!
(ブロックチェーンや話題のNFTに少し知見のある方々向けなので、専門用語の説明は省略します)
※最後に新卒と今回のような新規事業構築のためのwebエンジニア募集のリンクを貼っていますので、最後までご覧ください。
調査したのは、2020年10月にローンチして、2021年2月に急拡大した
米国バスケットボールNBAのNFTデジタルトレーディングカードの
目次
- TopShotです
- NFT流通市場におけるTopShotのシェア
- 運営会社のDapperLabsとは?
- TopShotの主要機能
- TopShotのいけているところは、エンタメ性を網羅されているところです、
- ユーザー同士のコミュニケーションは外部ツールを使っていますdiscordです
- TopShotを運営しているDapperLabsはどんなことを考えたんだろう?
- イーサリアムから独自ブロックチェーン「Flow」を開発
- webエンジニアと2022新卒募集のご案内
TopShotです
カードといっても動画のカードとなっています!
NBA Top ShotWitness history. Own the plays.nbatopshot.com
このTopShotのローンチから約6ヶ月間で売上450億円!!
登録者数80万人を超え、このTopShotでNFTデジタルトレーディングカードの保有者は33万人だそうです!
これまでB2Bのブロックチェーン事業はいろんな分野に適用されて海外ではたくさんの事例がありますが、B2Cのブロックチェーン事業は、暗号資産フリーク界隈だけで盛り上がり、一般ユーザーには浸透していませんでした!
でも、このNBAのTopShotはその壁を壊した最初のNFTビジネスモデルだと思います。
NFT流通市場におけるTopShotのシェア
2020年の世界のNFT市場は338億円だったそうですが、
このNBAのTopShotがわずか半年で昨年の流通額を超えてしまいました!
2021年のNFT市場規模は7000億円は超えそうな勢いで拡大している中で、そのシェアの40%前後はこのNBAのTopShotになりそうです!
TopShotの日々の取引規模はこちらから確認できます
evaluate.marketAnalyze Top Shot and digital collectiblesevaluate.market
このTopShopを作った会社ってどんな会社なんだろう??
運営会社のDapperLabsとは?
カナダの会社でした DapperLabs(ダッパーラボ)という会社です
直近の時価総額はなんと8600億円です(未上場企業)
以下その記事です
TopShotの主要機能
では、具体的にどんなサイトなのか見てみましょう
サイト構成はとてもシンプルです
PACKS ・・・デジタルトレーディングカードの販売機能
これは実際にトレーディングカードの購入のように、どんなコンテンツのカードが入っているのかわかりません。価格は1000円前後から3万円前後まで揃っています。
Packsを購入すると、こんな感じの開封シーンとなります
MarketPlace・・・ユーザー同士で購入できる機能
NBA Top ShotWitness history. Own the plays.nbatopshot.com
自分の好きで無いNBAプレーヤーのカードを出品して、自分の好きな価格の設定で販売することができます。
Community・・・ユーザーとの交流の場を設けています
NBA Top ShotWitness history. Own the plays.nbatopshot.com
Collection・・・自分が保有しているカードを自慢できる場
NBA Top Shot - Bulls fan, @myuichiro1972's, profileView all Moments they've collectednbatopshot.com
Challenge・・・新しく販売されるカードの順番待ちの場です
NBA Top ShotWitness history. Own the plays.nbatopshot.com
TopShotのいけているところは、エンタメ性を網羅されているところです、
TopShotでは、新たに販売されるカードの時間を設定して順番待ちを意図的に作っています。
ユーザー同士のコミュニケーションは外部ツールを使っていますdiscordです
こんな感じで、ユーザー同士でコミュニケーションしているみたい
TopShotを運営しているDapperLabsはどんなことを考えたんだろう?
TopShotを運営しているDapperLabsは2017年くらいにクリプトキティーズという暗号資産を使ったゲームを作っていました。
ここは想像ですが、DapperLabsはクリプトキティーズでの課題を検証してTopShotを作ったんだなと感じます。
TopShotにはNFT,Crypto,Blockchainなどの用語は一切出てきません。
それはユーザーにとってどうでもいいことからかな。
イーサリアムから独自ブロックチェーン「Flow」を開発
DapperLabs社はクリプトキティーズでの教訓を活かして、イーサリアムを使わず独自の「flow」というブロックチェーンを開発しています。
オープンワールド向けブロックチェーンFlowとは、次世代のゲーム、アプリ、さらにそれらを支えるデジタル資産をサポートするために開発された高速、安全、そして開発ja.onflow.org
2021年前半のブロックチェーン界隈の話題は間違いなく、このTopShotだと言っていいと思います。この成功事例が出てきたので、これから僕らも新たなNFTを使ったサービスを開発していきます!
IPホルダーの方々など一緒に企画を検討していきたい企業様がいらっしゃればぜひご連絡ください。
私のnoteは以下となります!
以上