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心の予防医学をつくりたくて

中学生のときから、心の予防医学をやる人になりたいと思っていました。

こんなことを考えている、いちTeenagerでした。(このページは当時作ったまま、残っています)

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/2784/thinkabout/index.html

けれど、医学は基本的に「未病」に対応するものではないのだな、となんとなく悟ったので、

心の病気の予防をひろめられる人になろう、と思いました。

一番近いジャンルは、「教育」なのかな、と思って、教育の道に進みました。

1985生まれの私が経験した「ネット社会」は、学校裏掲示板や前略プロフ全盛期。

ネットを通じて、思春期の悩みを昇華していく人もいれば、ネットを通じて、心の闇に溺れていく人もいました。

教育×ITで、何かを作りたいなぁ、とずっと思ってきました。同時に、教育×演劇、で、IT化する中で身体と感情をどう受け止めていったらいいかを、知りたいと思ってきました

そして、SFC、通称、スーパーファミリーコンピューター大学、というところに足を踏み入れて「情報教育」に触れてみると、カリキュラム設計というものがあること、そして、システム化された教育は、マスに効果があること、を知りました。同時に、「心の扱い方を覚える」ようなきわめて個に近い教育は、システム化に向かないことも悟りました。

仕事にするのは、「教育×IT」にしよう。けれど、「心の予防医学」を目指して考え続けるのは、けしてやめないようにしよう。その手段のひとつとして、演劇を作ることは、細く長く続けよう。いつでも、Teenagerでなくなっても、大人になっても「自分のものがたりは自分で描ける」ということを体現できる人であろう、と思って、とある、教育×ITを手掛ける会社に就職しました。

今は、教育×IT、のサービスをつくりながら、諦め悪く、芝居を書き続けています。

そして、2年前に赤子が生まれ、新米母親業にもいそしんでいます。

生きるのが難しいな、同時にたのしいな、と思いながら、日々奮闘しています。