こんにちは!城間勝行です。
職人の手によって大切に息を吹き込まれた透明なガラス細工のなかに、温かな小さな灯火をそっとともして未知の夜道を歩み始めるような繊細で心躍る瞬間があります。
日々のシステム開発という仕事は、一見すると冷徹な数字や機械的な規則に向き合うだけの無機質な作業に思われがちですが、その内側にある本当の本質は泥臭くも温かいものづくりの営みそのものです。
新卒で飛び込んだ大手企業の巨大な組織では、数千人ものユーザーが毎日利用する基幹システムの設計や保守に長く携わり、基礎から徹底的に技術を磨き上げました。
あらかじめ決まった安全な枠組みに沿って完璧な仕組みを守り続けるその経験は、エンジニアとしての確かな背骨を私に授けてくれました。
しかし、長年培った安心の環境を離れてスタートアップという新しい舞台へ踏み出したのは、自分自身の感覚を頼りにまだ誰も見たことのない新しい光をゼロから灯してみたいという強い衝動が芽生えたからです。
明日の仕様さえも移り変わるスピード感あふれる現場では、あらかじめ用意された正解などどこにも存在しません。
仲間たちと膝を突き合わせながら、不確実なアイデアを小さな試作へと落とし込み、失敗を恐れずに検証を繰り返しながらプロダクトの輪郭を少しずつ形作っていくプロセスは、まさに職人の手仕事そのものです。
技術というものは、それ自体が完成形ではなく、使う人の暮らしにそっと寄り添うための優しい素材にすぎません。
バックエンドの堅牢な構造を丁寧に組み上げることも、フロントエンドの滑らかな手触りを整えることも、すべては画面の向こう側にいる生身の人間へ温もりを届けるためにあります。
フリーランスとして独立した今も、一つひとつのプロジェクトに真摯に向き合いながら、頭の中にある曖昧な理想を一つのかたちにして世の中に送り出し続けています。
これからも自分の手で新しい仕組みを丁寧に練り上げ、誰かの日常をそっと支える確かな存在でありたいと願っています。