美しい世界
この世は、自由だと思わされているだけで、
本当は自由じゃないんだよ。
そんな言葉を、最近よく目にする。
きっと、私のアンテナが引き寄せているのだろう。
「時間」に縛られ、「お金」に支配されているように見える私たち。
自由ってなんだろう。幸せってなんだろう。
野山をかけまわる動物たちのようになれたら、
私たちは本当に自由で、幸せなのだろうか。
便利すぎる世の中で、
時間に追われる日々の中で、
生きがいのようなものを模索している人が
たくさんいるような気がする。
何千年、何万年経っても、
変わらずそこにあるもの。
海に沈む夕日
流れる雲
砂浜に打ち寄せる波
そよそよと流れる小川
夜空から見守る月
私たちの悩む心などつゆ知らず、
それでも静かに、確かに、そこにある。
自然の美しさは見る人の心を浄化するよう。
私は、きれいなものが好きだ。
ただ「映える」ためのデザインよりも、
見た人の呼吸が、ふっとゆるむようなものが作れたら。
情報があふれ、正解を急かされる時代だからこそ、
余白や静けさ、あたたかさを感じられる表現を大切にしたいと思っている。
デザインは、何かを売るためだけの道具ではなく、
人の心を守ったり、
前を向くきっかけになったりもできる。
そう信じて、
私は今日もデザインをしている。
世の中を、美しいもので満たせたら。
それだけで、少し救われる人がいると信じて。
表現する仕事ができなくなっても、絵を描いたり、写真を撮ったり、文章を書いたり。
創造しながらワクワクを感じる世界線を生き続けたい。