こんにちは!前嶋拳人です。
静寂に包まれた朝の空へゆっくりと浮かんでいく熱気球のゴンドラから眼下に広がる街並みを眺めながらエンジニアとしてのこれまでの道のりに思いを馳せる。
地面を離れ風の気まぐれに身を任せながら進むその旅は確実な設計図を片手に一歩ずつ着実に進んできた大手企業での日々とは全く異なるスリルと解放感に満ちている。
地上では巨大なシステムの基盤をしっかりと支える堅実な役割を果たしてきた私が今では個人の力で荒海のようなWebの世界へと飛び出し新しい技術や予期せぬ出会いという気流に体を預けている。
熱気球のバーナーがゴォッと力強く燃え上がると機体がふわりと上昇するように新しいフレームワークやモダンな開発言語に触れたときにも似たような高揚感が胸の奥から湧き上がってくる。
もちろんただ風に流されるだけでは目的地にたどり着くことはできないからこそ自分の中にある確かな技術や誠実さという頑丈なロープでしっかりと自分自身を結んでおく必要がある。
上空から見渡す景色は刻一刻とその表情を変え昨日まで見えなかった新しい地平線が次々と目の前に現れては消えていく。
変化の激しいIT業界の荒波をしなやかに泳ぎ切りながらまだ誰も見たことのない景色を探し求める姿はどこかこの自由な空の旅によく似ている。
パソコンの画面に向かいキーボードを叩く指先から生み出される小さなコードの積み重ねもまたいつか誰かの暮らしを温かく支える大きなエネルギーへと変わっていく。
見えない未来を過度に恐れるのではなく目の前で吹く風を全身で感じ取りながら柔軟に自分のルートを調整していくことの面白さをこの道で教わった。
これからも好奇心の炎を絶やさず自分だけの空をどこまでも自由に飛び続けたい。